社会

鹿とキョンの被害で昨年は全滅だったけど…小湊鉄道「菜の花のカーペット」圧巻の見ごろは3月中旬

 あと1カ月ほどで花の季節がやってくる。桜や菜の花、チューリップなどが、美しい姿を見せてくれるはずだ。だが、開花が心配されている場所もある。千葉県市原市にある「石神の菜の花畑」だ。

 石神の菜の花畑は一面に菜の花が咲く名所として知られるが、昨年は咲かなかった。その理由を鉄道ライターはこう証言する。

「菜の花畑の中に小湊鉄道の線路が走っていて、列車と菜の花の写真を撮ることができます。有名な撮影地になっていますね。ところが昨年は全滅だったので、大騒ぎになりました。地元の人に理由を聞くと、冬の間に鹿とキョンが菜の花の芽を食べてしまったからだと。電柵を設置していたのですが、破られてしまったそうです」

 今年はしっかりと対策がなされ、菜の花は今のところ問題ないようだ。下見をしたという鉄道ライターは、

「すでに花が咲き始めていました。本数が多く、今年は菜の花のカーペットが見られるはずです。見ごろは例年どおり、3月中旬ぐらいになりそう。ただ、心配な点があります。同じ作物を作り続けると起こる『連作障害』です。アブラナ科の菜の花は連作障害を起こしやすく、土壌の管理が大変。なんとかこのまま成長してくれればいいんですが」

 石神の菜の花畑には駐車場がないため、訪れるなら小湊鉄道を利用したい。小湊鉄道が出る五井駅へは、普通電車でも東京から1時間ほど。五井駅から菜の花畑の最寄り駅である養老渓谷駅へも、約1時間(平日は里見駅から養老渓谷駅までは代行バスを運行)。養老渓谷駅から畑までは、徒歩約15分だ。

「2時間ちょっとかけても、見に行く価値があります」

 と、先の鉄道ライターもオススメだ。

(海野久泰)

カテゴリー: 社会   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
発生切迫!東京と千葉東方沖で「想像を絶する規模」に/能登半島地震の次に必ず起きる「6つの大惨事」(4)
2
巨人初のトレード加入で「4」を付け「33歳で病死」主砲の遺言/あなたの知らないプロ野球「永久欠番」秘聞
3
「築地球場」本拠地移転を狙うのは巨人ではなく「西武ライオンズ」という大逆転
4
政府が慌てて調査を始めた「日本海海底大地震」/能登半島地震の次に必ず起きる「6つの大惨事」(2)
5
地殻が水平移動!長野と岐阜の活断層で「内陸直下型」が多発する/能登半島地震の次に必ず起きる「6つの大惨事」(3)