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2024年プロ野球セ・パ「クセスゴ」優勝大予想〈「ガチ語り」編〉元高校球児ティモンディが〝笑いなし分析〟

 現在人気急上昇中のお笑いコンビ・ティモンディ。同級生の2人は愛媛県の強豪・済美高校で野球に打ち込み、高岸宏行(31)は、BCリーグ「栃木ゴールデンブレーブス」に所属する現役プレーヤーでもある。一方、コンビの〝頭脳担当〟前田裕太(31)も、芸人きっての野球通として知られており、元高校球児の2人が今季の予想順位について熱く語り合った。

高岸 僕のモットーは「みんな、やればできる!」。だから、12球団すべてに優勝の可能性がありますよ!

前田 いきなりそれじゃ、アサヒ芸能さんも困るだろうから(笑)、先に僕の見方を話しますね。まずセ・リーグについてですが、ここ数年、1度勝ったチームが立て続けに優勝する傾向がある。それに当てはめると、阪神が連覇を果たすのでは、という気がします。

高岸 昨年大ブレイクした村上頌樹投手(25)は、今季が実質2年目。〝2年目のジンクス〟を乗り越えて活躍してほしい。

前田 プロ入り後の2年間未勝利だった村上投手が2ケタ勝つとは、昨年の開幕前には誰も思わなかったよな。今季は対戦相手も対策を練ってくるから、果たして昨年同様のピッチングができるかどうか。でも、阪神の強みは、村上投手以外にも若手投手が育ってきているところ。中継ぎの湯浅京己投手(24)も仕上がりがいいみたいだし。

高岸 中継ぎ陣は豊富だよね。だからシーズンの後半、夏の〝死のロード〟と言われる時期にも失速せず耐えきることができる。

前田 逆に昨年阪神と優勝を争った広島は、厳しいシーズンになるとみている。

高岸 西川龍馬選手(29)がFAでオリックスに移籍したよね。

前田 広島にとっては、ものすごくキツイ。昨季リーグ2位の打率を残し、走攻守に優れた好打者。セの各球団は、広島打線の中で西川選手がいちばん嫌だったはず。投手が抜けるのも痛いけど、毎試合出ていた主力野手が抜けるのは、それ以上に大きい。Bクラス転落もあるような気がする。

高岸 ただ、ドラフト1位ルーキーの常廣羽也斗投手(22)がどこまで通用するか、一野球ファンとして胸が高鳴りますよ。

前田 広島以外にも、昨オフは主力選手の移籍が多かった。主力の抜けたチームがどのような戦い方を見せてくれるのか、そこは気になるところだよな。

高岸 セ・リーグでは、DeNAのエース・今永昇太投手(30)がMLBのカブスに移ったよね。

前田 今永投手が抜けた穴は大きい。DeNAは打線がイカツイから今季もAクラス圏内には入ってくると思うけど、投手の大黒柱がいなくなったのは不安要素だよ。広島とDeNAが戦力的にダウンした分、上がってくる可能性があるのは巨人。昨年大化けした秋広優人選手(21)の成長も楽しみだし、MLBでシーズン30本塁打を3度記録した実績のあるオドーア選手(30)も加入した。戦力は確実にアップしている。以上を考えると、セの順位予想は①阪神②巨人③DeNA④広島⑤中日⑥ヤクルトという感じかな。

高岸 パ・リーグでも、3連覇中のオリックスから山本由伸投手(25)がMLBのドジャースに移籍したね。

前田 山﨑福也投手(31)もFAで日本ハムに移ったから、合わせて16の貯金を作った2投手がいなくなったことになる。単純に引き算しただけでも損失が大きいし、さすがに優勝は厳しいかもしれないな。

高岸 一方で、新戦力を獲得した球団の戦いぶりも注目だよね。

前田 その点で頑張ってきそうなのがソフトバンク。主力選手が抜けていないのにもかかわらず、昨オフは積極的な補強に動いて、西武から山川穂高選手(32)をFAで獲得した。ここ3年間はオリックスの後塵を拝しているけど、どのポジションを見ても大きな穴がない。オリックスが順位を下げた場合、優勝はソフトバンクじゃないかな。

高岸 僕らが所属している事務所(グレープカンパニー)の先輩・サンドウィッチマンさんがアンバサダーを務める楽天にも頑張ってもらいたいよね。

前田 今江敏晃監督(40)も僕らと同じ事務所の所属だからな。ロッテとの3位争いになると思うけど、ロッテは試合運びが手堅い。昨年もチーム打率や防御率はそれほどよくなかったのに2位に食い込んだ。その点では楽天よりも一枚上かな。

高岸 ということで、パの順位予想は①ソフトバンク②オリックス③ロッテ④楽天⑤日本ハム⑥西武だね。

前田 もし、サンドさんや今江監督に怒られたら「アサヒ芸能さんに無理やり言わされました」と言っておこう(笑)。

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