社会
Posted on 2014年12月28日 09:59

「食後に30分のゴロ寝」、肝臓ガンを予防できる生活習慣とは?

2014年12月28日 09:59

20141228kanzo

 忘年会に新年会と、お酒を飲む機会の多い年末年始。そろそろ肝臓がくたびれてきている人もいるのではないだろうか。

 実は、この肝臓の疲れは致命的。なぜなら、肝臓は体内の毒素を解毒するための工場だからである。つまり、体の中の悪いものを解毒し、皮膚の新陳代謝をしっかり保ち、くすみやシミをできにくくしてくれているのが、肝臓なのだ。

 美肌づくりのためには元気でいてくれなくては困る肝臓。ではこれを守るためにはどうしたらいいのか?

 まずは肝臓にいい食べ物から見てみよう。

 言わずもがな、よく知られているのはシジミやアサリ、牡蠣など、タウリンや鉄分、ミネラルが豊富な貝類。ただ、それ以外にも元気な肝臓を保つために必要な食材はさまざまある。

 たとえば里芋やオクラ、山芋、なめこなどのヌルヌル食材。ヌルヌルのもとになっているムチンという成分は、肝臓の機能を高めるはたらきがあるのだ。また、ゴマに含まれるセサミンも、肝臓の脂肪酸を減らしたり、肝臓ガンを予防するはたらきがあるという研究結果が出ている(東京大学医学部・サントリーによる共同研究)。

 さらに、肝臓のはたらきを活発にするためには食べ物だけではなく、食べた後に30分ほどの「ゴロ寝」をするが良いというのも、最近の医学界の常識になっている。

 これは体を横にすることで肝臓に届く血流が増加するためである。実際、肝臓病の入院患者などには食後に横になることが勧められているケースが多い。ただし、逆流性食道炎の場合は胃の内容物が食道に上がってきてしまって症状が悪化する場合があるので要注意だ。

 肝臓に良いものを食べて、食べたら体を横にしてリラックスして過ごすこと。これを心がけて、年末年始の肌の不調をしっかり予防しよう!

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/8/5発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク