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記事全文を読む→医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<筋挫傷>過度な運動で筋肉の断裂音が…
筋トレをしようと思ったら激痛が‥‥。もしかしたら「筋挫傷」かもしれない。
これは過度な運動などで、筋肉や腱に急な負荷が加わって筋肉繊維が損傷する外傷だ。すぐに激しい痛みを発症する場合や、じわじわと痛みが強くなるなどケースは様々だ。
「筋挫傷」は、「ブチッ」という筋肉の断裂音を伴って発症するケースもあれば、患部のくぼみや変色で確認できることもある。
特に損傷を受けやすいのが、ダッシュやジャンプなど、大きな動きをするときに使われる「大腿四頭筋」や太ももの裏側にある「ハムストリングス」、「内転筋(内腿)」、「腓腹筋(ふくらはぎ)」など下半身の筋肉。
筋の外傷で間違いやすいのが「肉離れ」だ。これはジャンプなどで筋肉や腱に急な負荷がかかり、筋肉が部分的に損傷した状態を指す。筋組織を少し傷めた軽症程度から断裂まで様々なレベルで発症する。時には、歩けなくなったり膝の曲げ伸ばしができなくなる危険もあるので注意が必要だ。
「筋挫傷」には4つの対処法がある。まずは損傷の拡大を防ぐため、患部を無理に動かさないよう、安静にすることが重要だ。次は、氷やコールドスプレーなどで患部を冷却し、出血による腫れや患部周辺の正常な細胞の破壊を防ぐこと。さらに、包帯やテーピング、湿布や鎮痛剤などを併用することもある。損傷の状況に応じては、電気療法やマッサージが行われるケースもある。
「筋挫傷」のリスクを減らすには、筋トレやスポーツを始める前には、軽めのストレッチやスクワットをして筋肉や関節をほぐすことがポイントだ。同じ箇所で発生する場合があるため、怪我の部分は回復してから始めることも忘れずに。
田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。
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