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【相談】
今の会社にやりがいを感じることができず、辞めたいと思っています。しかし、妻子もあり、貯金も十分にあるとは言えない状況で、家族に迷惑をかけると思うと踏ん切りがつきません。友人に相談すると「せめて次の仕事が決まってからにするべき」と言われました。正論だとは思うのですが、それだと転職を先延ばしにしてしまいそうで「思い切って辞めて、退路を断った方が本気になれるのではないか」という気持ちもあります。こんな私に何かアドバイスをいただけますか。(43歳・会社員)
【回答】
私も友人と同じ考え方です。今の会社を辞めることについて反対はしません。しかし、いきなり辞めて就職が決まらなければ、それこそ無収入になり、一家で路頭に迷ってしまいます。ありきたりの回答になってしまいますが、まずは次の仕事を決めてから、今の会社を辞める。これが正しい選択だと思います。
しかし、なぜそんなに焦って辞めようとしているのでしょうか。今43歳ということは、恐らく20年ぐらいは勤めてきた会社なのでしょう。それならば次の転職先が決まるまで、せめて1年ぐらいは待てないのですか。もし追い詰められているとしたら、その理由は何なのでしょうか。今いちど自分自身と向き合ってじっくり考える必要があると思います。
「会社を辞めて退路を断てば、自分のお尻に火が着き、今より必死になれるかもしれない」というあなたの気持ちもわからないではありません。ただ、退路を断って頑張ったからといって必ず結果が出るとは限りません。むしろ、お尻に火がついたような焦った状態で就職先を探しても、残念ながらあまりいい結果が出るとは思えません。そう考えると、やはり家族もいることですし、より慎重に、リスクヘッジをしながら動くべきだと思うのです。
最近では、昔に比べて転職はポジティブなイメージとして捉えられてきています。しかし、老婆心ながら、転職によって今のあなたの状況が必ず好転するとも思えません。現実的には、給料は下がってしまうのが実態ではないでしょうか。
あなたも今の会社に20年勤めたとすれば、その勤続年数が給与額に反映されているはずです。転職すれば、また一からの積み重ねになるわけですから、ヘッドハンティングでもない限り、今の収入は望めないことは覚悟しておくべきです。
最近は、少子高齢化や若者の仕事に対する価値観の変化などで「人手不足」が社会問題となっています。しかし、人手不足に陥っている職場は、得てして労働環境がきついのが現状です。さらに、企業は若い労働力が欲しく、中高年では再就職を断られるケースも少なくありません。
あなたの「やりがい」が仕事の内容なのかお金なのか、それ以外なのかはわかりませんが、新しい職場はそれを満たしてくれる場でなくてはいけません。そのためにも、少なくとも1年ぐらいはじっくり時間をかけて検討すべきでしょう。
アサ芸チョイス
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