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記事全文を読む→医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<尿漏れ>前立腺肥大症で膀胱が勝手に収縮!?
尿意を我慢できない、漏らしてしまう‥‥40代を過ぎると、男性も「尿漏れ(尿失禁)」の可能性がグッと高まるのをご存知だろうか。
男性特有の「排尿後尿滴下」は、自分の意思とは無関係に数滴の尿が漏れ出てしまう症状。これは男性の体の構造上の理由で発症しやすい。男性の膀胱の下には前立腺があり、尿道はその中央部を通っている。長さは16〜25センチほどで女性よりも長く、尿道の途中に尿が残ってしまうことがある。
これが尿道の外に自分の意思と関係なく出てしまうのだ。
男性の「尿漏れ」の原因のひとつが、加齢に伴う「前立腺肥大症」である。前立腺が尿道を圧迫することで尿がうまく排出されなくなるのだ。すると、脳からの指令もうまく伝わらなくなり、膀胱が勝手に収縮して、急な尿意をもよおして我慢できない状態になる。
肥満が原因の場合もある。メタボリック症候群などによって増加した脂肪が、膀胱を圧迫して、圧力で尿が流れ出てしまうからだ。さらに、肥満による血流の悪化で、尿道括約筋などの働きを弱めてしまい、尿漏れにつながることもある。
一番の予防法は筋トレだ。外尿道括約筋や骨盤底筋群などを鍛えることで尿道を締める力を強くするのだ。
次は座っての排尿。立った状態での排尿は尿道に尿が溜まりやすい。便座に座って用を足し、しっかり出し切るようにすることが、尿漏れ対策のポイントになる。
他には 生活習慣の改善も有効だ。普段の食生活の見直しや運動を取り入れることも心がけてほしい。最近は、男性用の尿漏れパッドなどもあるので、併用することもおすすめだ。
田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。
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