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記事全文を読む→【MLBトレード攻防の裏側】幻に終わったロッキーズ・菅野智之のホワイトソックス行き「応じる」と返答していたのに…
トレードにはウラの物語がある。コロラド・ロッキーズが成立させたトレードは菅野智之ではなく、外野手のブレントン・ドイルだった。
トレード期限ギリギリのこの時期、下位チームが主力選手を放出し、見返りに有望な若手選手を得るのは「メジャーリーグの夏の風物詩」となっている。
ナ・リーグ西地区でぶっちぎり最下位に沈むロッキーズは「勝ち頭の菅野を放出する」と思われていたが、そうではなかった。
現地記者がトレード攻防の裏側を明かす。
「ロッキーズは『菅野の放出トレードに応じる』と他球団に返答していたようです。ドイルは2023年、2024年と2年連続でゴールドグラブ賞に選ばれた堅守の外野手。ホワイトソックスはセンターのレギュラーで使う予定ですね」
行く先がホワイトソックスというのも興味深い。去年までは「売り手」だった最下位チームが今季は首位を走り、「買い手」となった。弱点だったセンターのレギュラー候補を獲ったということは、本気で地区優勝を狙っている証である。しかし、このドイルの獲得で「犠牲」になった選手がいた。
「今季、新人のトリスタン・ピーターズをセンターのレギュラーとして使っており、オールスターにも出場しました。ところが極度の打撃不振に陥ってしまい…」(前出・現地記者)
「村上+菅野+西田」の新・日本人トリオが誕生していた
そこで地元シカゴのファンが口にしていたのは「西田陸浮を再昇格させるべき」だった。西田は5月25日にメジャー昇格し、デビュー戦で初安打を放った。守備では右翼から本塁へ好返球を見せ、デビュー戦で7刺殺を記録するなど、シカゴのファンに強烈なインパクトを残している。しかし6月10日には、マイナー降格となってしまった。
「出遅れていた内野手のブレイデン・モンゴメリーのチーム合流が可能となり、誰かをマイナー降格させなければ、モンゴメリーを昇格させることができなかったんです。マイナー降格のオプションが残っていたのが、昇格して間もない西田だけでした」(前出・現地記者)
モンゴメリーは「未来のアーロン・ジャッジ」と称される有望株だ。つまり西田の降格は、球団事情によるものだったのだ。
しかし、こんな見方もできる。ホワイトソックスが「放出してもいい」と言われた菅野を獲って西田を再昇格させていたら、ホワイトソックスで「村上宗隆、菅野、西田」の新・日本人選手トリオが誕生していた。
村上の活躍で日本の住宅設備機器メーカーとのパートナーシップ契約が交わされたばかり。新トリオを見たかった…。
(飯山満/スポーツライター)
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