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1軍⇔2軍を繰り返し…日本ハム・野村佑希を包囲する「ライバルだらけ」の突破力

 西武との2連戦を勝ち抜け、再びAクラスが見えてきた日本ハム。新庄剛志監督は打線の起爆剤として、2軍で調整中だった野村佑希の1軍昇格を決めた。

 野村は昨季、開幕4番を任され、自己最多の125試合に出場。打率2割3分6厘、13本塁打、43打点をマークする活躍を見せた。今季は開幕から5番を任されていたが、一向に打撃が上向かず、6月18日の阪神との交流戦に代打で出場し、空振り三振に倒れてから2度目の2軍落ちとなっていた。

 もっとも、2軍での活躍には目を見張るものがあった。6月21日以降、14試合に出場し、48打数17安打で打率3割5分4厘、7本塁打、19打点の大暴れ。新庄監督が1軍での活躍に期待を寄せるのも当然といえるだろう。この好調をどれだけ持続できるかにかかっている。スポーツライターが語る。

「野村はこれまで2軍で無双し、期待されて1軍に上がるものの、凡打を繰り返してはまた2軍に落ちるという繰り返し。6月の降格前は代打のチャンスを何度も与えられたものの、結果を残すことができず。『代打適性』には疑問の声が上がっています。清宮幸太郎や郡司裕也とポジション争いをすることになるでしょうが、守備力に難があるため、まずは自慢の打撃力を見せる必要がある。新庄監督は辛抱強く使う覚悟がいりますね」

「2軍の帝王」と呼ばれた野村だが、1軍と2軍を行ったり来たりしている間に、内野は郡司、清宮、外野は水谷瞬でほぼ固まり、さらに重量級スラッガーのレイエスやマルティネスといったライバルが出現した。

 今度こそ「三度目の正直」となるか。

(ケン高田)

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