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記事全文を読む→大谷翔平「死球」と「40-40記念球が行方不明」というレイズの「嫌がらせ疑惑」連発事件
嫌がらせとは思いたくないが…。
日本時間8月26日に行われたドジャース×レイズ戦での大谷翔平への死球が波紋を広げている。
1-1の同点で迎えた8回、先頭打者の大谷がレイズの3番手左腕リチャード・ラブレディから左手首あたりに死球を受けると、「痛え!」という声とともに、球場全体が悲鳴に包まれた。
続くベッツは今季、死球で戦線離脱を余儀なくされが、その悪夢を振り切るかのように、初球を左中間スタンドに叩き込む2ラン。これで大谷への死球の動揺が収まったかに見えたが、二死一塁の場面で、先週まで右脇腹痛の故障者リスト入りしていたマンシーの左肩を、大谷への死球と全く同じすっぽ抜けたシンカーが直撃する。
この日が34歳の誕生日だったマンシーは、よもやマウンドに詰め寄って一触即発か…というほど怒りを爆発。歩きながらバットを叩きつけ、ラブレディを睨みつけて一塁へ向かった。
マンシーは試合後も「捕手が、投手の制球に自身がないなら(死球のリスクを冒してまで)内角攻めの指示を出すべきではない」とレイズバッテリーへの怒りを口にした。
大谷の左手首に異常はなかったと、ロバーツ監督は試合後に説明。大谷は自分でユニフォームを着替えるなど日常動作に支障はない様子というが、痛みと腫れは当面ひかないだろう。死球騒動の余波か、ラブレディのX公式アカウントは削除される事態に。
レイズの「嫌がらせ疑惑」はこれだけではなかった。大谷が「40-40」の記録を達成したサヨナラ本塁打の「記念球」を、バックスタンドのファンが一度補球したあと、ファンブル。外野に落下したが、レイズのセンター、ホセ・シリはその「記念球」を外野スタンドに投げ入れてしまった。
ドジャースタジアムでは記念球を捕球した観客のところに球団職員がすぐに飛んできて「現物」を確認の上、球団公認シールを貼ってくれる。その記念球を観客が保管してもいいし、選手や球団に返すと選手からサイン入りの記念品などが贈られる。
ところが大谷の「40-40」記念球はシリ選手が投げ入れたあと、誰が保持したのかわからず、行方不明となってしまった。その場で球団公認シールが貼られていないため、「幻の記念球」となる可能性が高い。
大谷自身が「ドジャースに来て一番の思い出」と語った記念球は、野球殿堂入りする機会も逸してしまった。スタンドに投げ入れたシリは、
「40-40の記念だと知らなかった」
と弁明しているが、フザケンナだ。この試合の4回に大谷は40個目の盗塁を決めているので「40-40」の記録がかかっている試合だと知らなかったというウソは通用しない。
今季、レイズとの対戦はもうないが、残り試合は30あまり。ドジャースはアジア系やヒスパニック系に寛容な「多国籍球団」だが、アメリカ国内でアジア人ヘイトが蔓延しているのは事実。過去にはヤンキース時代の田中将大が、現地メディアから「専属通訳をつけるな」とバッシングされたり、マリナーズでイチローが無視された過去がある。アジア人選手だけでなく、あの野球の神様ベーブ・ルースですら、妬まれてバットを折られる嫌がらせに遭っている。
もっとも、元専属通訳の水原一平被告が公判中の大谷に「専属通訳を外せ」というバッシングは起きようもないし、大谷の後にベッツ、フリーマンが控えるドジャース打線には、エンゼルス時代の「敬遠策」も通用しない。「50-50」の高みを目指す大谷にとって、死球や危険な牽制球だけが気がかりだ。
(那須優子)
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