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記事全文を読む→「五輪を開催する必要なし」独自の論理を語った新谷仁美/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
2020年、コロナ禍での東京五輪開催をめぐり、侃々諤々の議論が交わされる中、7月23日の東京選手権出場後のインタビューで爆弾発言をしたアスリートがいる。「1年後の五輪への思いは?」と聞かれ、こう答えたのだ。
「国民の皆さんが反対するのであれば、私は五輪を開催する必要はないと思う」
陸上界関係者のみならず、五輪開催を進めるスポーツ界関係者をドキッとさせることになったのが、「ポスト高橋尚子」と呼ばれた女子陸上界のエース、新谷仁美だった。
新谷は小出義雄監督の門下生。2007年2月、初めて出場した第1回東京マラソンで、いきなり2時間31分01秒の記録を打ち立てて初優勝。翌2008年の北海道マラソンでは2位、3回目の名古屋国際では8位に終わるも、2012年ロンドン五輪では5000メートルと1万メートルに出場(10位と9位)する。
さらに実業団駅伝で実績を残し、2013年8月の世界選手権1万メートルでは5位入賞。ところが2014年1月31日に突然、引退を表明する。
「走った後の痛みが限界を超えていた。手術しても治るかは五分五分。わがままな選手だったけど(家族、友人らに)『お疲れさま。ありがとう』と言ってもらえ、自分をちょっとだけ褒めたい」
今後については「すべて白紙」としていた。
新谷はその後、パチンコ関連企業で会社員としての生活を送ったが、「走る方がOLより給料がいい」として、現役復帰を決意。再び電撃記者会見を開いたのは、4年後の2018年だった。
とはいえ、4年にも及ぶブランクがある。周囲から不安視する声が上がる中、なんと2020年1月に行われたハーフマラソンでは、またもや日本記録を更新する。インタビューでは、
「理由があるとすれば、ラスト5キロは漏れそうだった」
と珍回答。そういえば以前にも、
「好みは年上で金持ちのイケメン。世の男性を虜にするような走りをしたい」
などとコメントしていたこともあったが…。
冒頭の「五輪開催不要」発言に戻ろう。新谷を知るスポーツ紙記者が語る。
「五輪に内定したアスリートなら、普通であれば『開催を信じて頑張ります』と教科書通りに答えるもの。むろんその背景には協会への気遣い、さらにこの時期に下手な発言をすれば炎上してしまう、という思いがあるからです。しかし彼女は『ひとりでも嫌という人がいるなら、開催は難しい。アスリートが五輪をやりたいというのはワガママ』と、思いのままをズバッと口にしている。批判的な意見もありましたが、賛同する声は多かった。奇行や珍言がクローズアップされがちな新谷ですが、スポーツ紙記者の間からは、ようやく本音で語るアスリートが現れたな、という声が多かった。五輪至上主義を捨てるアスリートが増えるかもしれない、というきっかけを作りましたね」
自身の言葉で現在の状況を語れる環境を作ること。それこそが、本当のアスリート・ファースト実現への一歩なのかもしれない。
(山川敦司)
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