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「バスがない」
これは「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)では、おなじみのナレーションだ。しかし実際は、なんとかバスを乗り継ぐことができるというのが、いつものパターンである。
そんな展開が一変したのは、10月12日の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」だった。バス路線がなく、なかなか先に進めない事態に陥ったのだ。
今回の旅人は元スピードスケート選手の高木菜那と、元体操選手で東京五輪銅メダリストの村上茉愛、「バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅」の経験がある元BiSHのハシヤスメアツコ。アスリート2人に経験者という歩けるメンバー構成で、今回は歩く距離が長くなると容易に予想できた。
1日目、兵庫県の姫路から内陸部を乗り継いでいくバスのルートを発見するが、途中の本数が朝と昼の2本しかなく、昼のバスに乗り遅れるとそこでストップしてしまうため、このルートを断念。代わりに海岸近くを乗り継ぐルートを選択した。
ところが途中のバス停で、次のバスまでなんと6時間13分もあることが判明。とはいえ、少しでも先に進み、そこからは歩くことに。目的のバス停に着くが、すでにバスはなく、さらに先まで歩くことになった。
結局、1日で17キロも歩いたのだが、兵庫県を出ることができない悲惨な結果に終わった。旅番組関係者が言う。
「原因はもちろん、バス路線がないからです。バスの運転手不足によって路線の減便や廃止が進み、バスを乗り継いでいけなくなっている。路線があったとしても本数が少ないため、今回のような6時間待ちという事態は珍しくなくなりました」
旅の後半、3日目と4日目は逆にスムーズに乗り継ぎ、難所のしまなみ海道をすんなりクリア。なんと、午前中にゴールしたのである。
「これからわかるように、バス路線は『ないところはない』のですが、『あるところはたっぷりある』という状態です。そのため、バス旅のルートを決めるのは難しさを増している。ないところばかりにブチ当たるとゴールできませんし、あるところをルートにすると、今回のようにあっさりゴールしてしまう。このままではバス旅の先行きが不安になります」(テレビ誌記者)
3代続いた「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」にも、ついに終わりが訪れるかもしれないのだ。
(鈴木誠)
アサ芸チョイス
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