スポーツ

ソフトバンク「悪夢の4連敗」を呼び込んだDeNAの怒り…引き金は山川穂高「お立ち台リップサービス」

 2024年シーズンのプロ野球界の最大の驚きはなんといっても、日本シリーズでのソフトバンク・ホークス「悪夢の4連敗」だろう。

 日本シリーズでは第2戦まで、2018年から数えて14連勝と、まさに無双状態だった。それがなんと、今季一度もなかった本拠地みすほペイペイドームでの3連敗に加え、2試合連続完封負け、26イニング連続無得点と、今季のワーストをことごとく日本シリーズで更新してしまったのだ。

 ペナントレースでは貯金42、クライマックスシリーズの日本ハム戦には余裕の3連勝。そして日本シリーズではセ・リーグ3位から這い上がってきたDeNAに、本拠地で連勝した。

 だが、その後の落差が大きかっただけに、まさかの4連敗にはチームの慢心を指摘する声が。村上隆行打撃コーチがDeNAの東克樹を侮辱したとされる物言いや、その東が試合中に聞こえた観客席からの指笛に対する問題で、小久保裕紀監督の「よくわかんないですね。口笛って笑ってしまいました。みんな大爆笑していました」などの発言が、ベイスターズナインの闘争心に火をつけた、と…。

「第3戦を前にした村上コーチの発言騒動は、少し大げさに報道されている気がします。決して東を卑下したものではなく、恐れるなという意味が含まれていましたから。ただし、小久保監督の『大爆笑』発言は、相手投手へのリスペクトを欠いたもので、ホークスファンですら批判していますね」(スポーツライター)

 DeNAをヤル気にさせたのは、山川穂高のお立ち台での発言にもあった。第2戦、横浜スタジアムでソフトバンクが6-3で快勝。お立ち台の山川がインタビュアーから、初めての日本シリーズの印象を聞かれると、DeNAファンの応援がすごいことに言及し、

「個人的には牧(秀吾)選手の応援歌が好きです」

 とリップサービス。ところがDeNAファンはこれに喜ぶどころか「余裕ぶっこきやがって」と。その後の4連敗を、実はこの山川発言がトリガーだった、と分析するファンは多いという。

「今季はホークスファンが負け慣れていなかったことも大きい。本拠地で2連敗したあたりから『巻き返すパワーを感じなかった』と地元記者が語っています。それはテレビ視聴率にも表れているようで、第6戦は北部九州地区で21%。過去には最高で60%を超え、日本シリーズはホークスが負けた試合でも20%台後半を叩き出していたのですが」(前出・スポーツライター)

 今回の悪夢の下剋上が、王者ソフトバンクの来季に大きな影を落とすことはあるか。

(田村元希)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「野外音楽フェス」参戦の中森明菜が香取慎吾・稲垣吾郎・草彅剛の事務所に「合流」タッグ!
2
ひとり爆売れのTravis Japan松田元太が歩む「グループ脱退」の未来
3
楽天・村林一輝の豪華すぎる結婚式に「重要な2人」の姿がなかった理由を詮索してみた
4
これは太川陽介を勝たせるため…「バスvs鉄道対決旅」で鉄道マニアの村井美樹にかけられた「疑惑」
5
太川陽介「元祖バス旅」ついに復活で「新パートナー」は実験的な「日替わり」も…