芸能

おしゃべり美女の解放区・ひと言いわせて〈中山エミリ〉さんまさん、中居正広さんの豪華番組がわずか2カ月で…

 皆さん、こんにちは! 中山エミリです! よく、アサ芸読者のおじ様たちからは、「全然、見た目が変わらないね! 子供みたいだね!」とうれしいお言葉をいただくのですが、実際はしっかりと大人の階段を登らせていただいております(笑)。ちゃんと一児の母ですし。雑誌の取材やテレビだと、プロの方々の手で素敵に仕上げていただけるので、いつまでもそう言っていただけるのですかね?

 意外と芸能生活も長くなりまして、今年でデビュー30年になるんです。ドラマや映画、バラエティーなど、色々なお仕事をさせていただきましたが、強く印象に残っているのが、「英二ふたたび」(フジテレビ系)というスペシャルドラマで共演させていただいた長渕剛さん(68)ですね。原案、主演、主題歌、挿入歌が長渕さんで、監督も、長渕さんとずっとご一緒に作品づくりをされてきた黒土三男さん。他のスタッフの方々も長渕さんワールドを理解している方々ばかりで確かな世界観が確立されている現場なんですよ。絶対に失敗は許されないみたいな張り詰めた緊張感がある現場ですし、長渕さんはあのままのキャラクターの方ですし。不思議なもので、ドラマで共演させていただいた記憶は強烈に残っているのに、具体的な思い出を全然思い出せなくて。普段なら共演者さんとの思い出話の1つや2つ、パッと思い出せるんですが‥‥。それだけ緊張で張り詰め、いっぱいだったんだと思います。

 長渕さんと対照的なキャラクターで言うと、明石家さんまさん(69)ですかね。緊張感というより、ずっと楽しい雰囲気で、現場にふらっと現れると空気がもう面白い感じになっていて。もちろん、お仕事なので皆さん真剣そのものなんですが、さんまさんが周りを和ませようとしているのか、ただみんなを笑わせたいだけなのか(笑)、ずっと冗談を言ってるような方で。でも、バラエティーは別ですよ。例えば「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)にゲストで呼んでいただいたりすると、めちゃめちゃ緊張するんですよ。私は芸人さんではないので、「ここで何かボケてみい!」みたいなフリはないんですが、さんまさんが求めるコメントの返しは頑張ってやりたいじゃないですか。でも、たとえ間違っても、ちゃんとコメントを拾ってくださって、「今やがな!」みたいに笑いに変えてくださるので感謝してます。

 そういえば、さんまさんと生放送のレギュラー番組でご一緒したこともありましたね。「生さんま みんなでイイ気持ち!」(フジ系)っていう番組なんですけど、これもすごかったんですよ。共演者に中居正広さん(52)もいて、豪華な内容だったのに、毎回さんまさんのトークが盛り上がりすぎてしまい、全然コーナーを消化できずに番組の放送時間が終わってしまう。そんなことの連発で、結局、それが原因なのかはわからないんですけど、2カ月ぐらいで番組自体が終わっちゃったんですよ(笑)。今では幻の番組って言われていますからね。

 やっぱり、30年も芸能界にいますから、色々な人たちとご一緒してきるんですよね。そうだ! 「ひと言いわせて」というテーマなんで、あえて言わせていただくと、皆さんは友達って多いですか? 突然何だ?って思われるでしょうけど、私は芸能界でのお友達がほとんどいないんです。ほら、お仕事でご一緒した後に、共演者の方から「今度、ご飯でも行きましょう」って連絡先を交換する機会もあるじゃないですか。でも、「本当に連絡してしまって迷惑じゃないかなぁ?」とか、「どんなタイミングで連絡するのがいいのかなぁ?」って考えてしまって、次の一歩を踏み出せないんですよ。

 唯一、芸能界のお友達と言えるのは‥‥皆さんもよくご存知の内山(信二)君(43)かな? 若い時から仲がよくて、お互いに結婚したり子供が生まれたりしても関係はそのまんま。結婚する前なんて、私がいないのに、家で内山君と友達がご飯を先に食べていたなんていうこともありました(笑)。私の家を、食堂か何かと勘違いしてたんじゃないかな。一時は、あんまり頻繁に遊びに来るもんだから、ある週刊誌に〝熱愛発覚〟みたいな感じで書かれたこともあるんです。でも、ラブラブデートとか、そういうスイートな感じじゃなくて〝通いメシ!〟っていうタイトルが今も印象に残っていますね。本当に恋愛感情はなかった? それはないですよ! お互いに食べることが大好きなんで仲がよかったんです。だって、週刊誌の方々が記事にしてくれた時も〝通いメシ〟ですからね!

 そういえば、ある夏の日に、内山君が遊びに来た時、いつもなら、あの体型ですから「暑い、暑い‥‥」ってずっと言ってるのに、この日に限っては涼しい顔をしていて。「今日は暑いって言わないな。何でだろ?」って気になってたんですけど‥‥内山君が帰った後にエアコンをふと見たら、吹き出し口がガムテープで固定されて、自分だけ冷たい風が当たるようにされていたんですよ! 快適に生きる工夫がすごいなと感心はしたんですけど、アツアツな関係になれるかっていうと、それはまた別ですもんね。

 恋愛話で言うと、今の若いアイドルの方って本当に大変でしょ? SNSも身近にあるので、私が若かった頃と比べると環境が違いますよね。なかなか思うように楽しめないと思うんです。私はと言うと‥‥ご想像にお任せします(笑)。今もたまに恋愛したくなる?

 いや、それはないですよ~。もう、若い時みたいなパワーはありませんから。昔はお友達と出かける機会も多かったのですが、ここ10年ぐらいは周りも家庭が忙しいので、大晦日に友達と集まるのが恒例になってるぐらいですかね。お腹いっぱいご飯を食べて、お正月になったら箱根駅伝を見て「あぁ、人生って尊いな」って噛みしめる(笑)。来年のお正月も家族や友達と、人生を噛みしめると思います!

中山エミリ(なかやま・えみり)1978年神奈川生まれ。1994年、15歳で芸能界デビュー。1995年に出演したポカリスエットのCMで一躍注目を集め、ドラマ、映画、バラエティーまで幅広く活動。2010年に、プロライフセーバーの飯沼誠司氏と結婚し、現在は9歳の子供を育てるママタレントとしても活躍している。

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