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記事全文を読む→「振り込め詐欺集団の親玉」にさせられたモグライダー芝大輔の「悲劇の焼肉話」
ゲストの芸人たちが、プライベートでの買い物や食事で支払った際の領収書を持ち寄り、その領収書にまつわる悲しくも笑えるエピソードを語っていく。それを大悟(千鳥)が査定し、「承認」だった場合は、領収書に記載の金額をその芸人にキャッシュバックする。これが「大悟の芸人領収書」(日本テレビ系)の流れだ。
領収書の額面の大小にかかわらず、そのエピソードに大悟が納得、共感した場合は「承認」で、逆に「キャッシュバックがその芸人のためにならない」と判定されれば「差し戻し」となる。
それは1月13日放送でのこと。額面「39,640円」の領収書を持ち出したモグライダー・芝大輔のトークは出色だった。
「M-1ツアーっていうのがあって。(「M-1グランプリ」の)準決勝までいったメンツ。あと決勝のメンバーで全国を回って、漫才ツアーみたいなのをやるんですよ。宮城公演だったんですよ。何人かで『お昼食べに行こうか』って言って、オズワルドの伊藤とか、マユリカとか」
後輩の芸人を連れて、公演先の宮城県の焼肉店を訪れたと、まずは説明。続けてこう語った。
「そんな大きくない店だったんですけど、満席だったんですよ。パッて見たら座ってるのが全員、漫才師だったんですよ」
つまりその店で既に食事をしていた客は、M-1ツアーでともに来ていた漫才師たちだったというのだ。
「芸歴的に(その漫才師たちの中で)僕がいちばん上になっちゃうんですよ。で、(入店して料理を)頼んで(食べて)『めっちゃウマいな』って思って。でもそれくらいから『そっか、これ会計…』と」
芸人の世界では、食事の席での支払いを先輩がするのが慣例となっている。なのでこの時も、その場でいちばん年上だからということから、また過去に見た、違う席の後輩芸人の分も奢っていた大悟の姿を思い出して、その焼肉店に先に入っていた漫才師たちの分も含めて、芝が全て支払うことにしたそうだ。
芝が「北村一輝みたいな顔」と表現するほど険しい表情で支払いに行くと、年配の店主とのこんなやり取りが展開される。
「皆さんは何の寄り合いですか」
「ここの近くで『M-1ツアー』っていうのをやっていて、皆、ここに来た芸人なんです」
「あ、そうでしたか。振り込め詐欺の集まりかと」
普段から芸人などにあまり興味がないような、地方のジイさんから見れば、一般人とは明らかに雰囲気が違ういかつい男たちがぞろぞろ来店してきたら「なんか怪しいヤツらがきた」と心配になるのも無理はない。
とはいえ、せっかくいいところを見せようと、後輩たちの分まで支払ったにもかかわらず、見た目だけで特殊詐欺の元締めと間違えられた芝は、お気の毒としか言いようがない。しかも大悟に「差し戻し」と判断され、そのお金は戻らず。
踏んだり蹴ったりの芝だが、この話で最も損をしたのは、振り込め詐欺の親玉に間違えられがちな人相の悪さを持つ人物として、そのたとえに挙げられた北村一輝ではないか、と。
(堀江南/テレビソムリエ)
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