スポーツ
Posted on 2025年01月22日 17:58

DH制導入を拒むセ・リーグ球団監督の「駆け引き戦略」「神宮での楽しみ方」言い分はアリか

2025年01月22日 17:58

 指名打者(DH=Designated Hitter)とは野球において、攻撃時に投手に代わって打席に立って打撃を行う選手のことをいう。

 1973年、メジャーリーグのアメリカン・リーグで最初に導入され、2020年にナショナル・リーグも追従。日本では当時、人気低迷にあえぐパ・リーグが導入し、以降は学生野球や社会人野球にも広がった。オリンピックやWBC、WBSCプレミア12など、数々の野球の国際大会でも採用されている。

 そうして今や「当たり前」となっているDH制だが、頑なに導入を拒んでいるのが、日本のセ・リーグだ。1月20日の12球団監督会議では、セ・リーグにもDH制を導入すべきかとの議題が上がり、ソフトバンクの小久保裕紀監督は交流戦のセ本拠地でもDH制を導入するよう提案。

 一方で通常のリーグ戦では賛成派と反対派がハッキリと分かれ、議論が開始された5年前から平行線が続いたまま、交わる気配を全く見せなかった。

 DH導入に真っ向から反対しているのは広島とヤクルトだ。新井貴浩監督は「駆け引きの醍醐味」を引き合いに「戦略的な幅が広がる」とキッパリ。高津臣吾監督は「ブルペンで準備中の相手投手が見えるので、DHがない方が神宮の楽しみ方ができる」と、反対の理由を説明している。

 本心では、資金力で巨人や阪神などに劣る広島は、さらに戦力差がつくことを懸念していることだろう。マツダスタジアムは本塁打が出にくいため、それを強みにしたいという気持ちがあるのだ。ヤクルトは神宮球場の狭さゆえ、相手チームからの被弾を恐れていると言われる。

 それぞれの考え方や環境によって意見が分かれるのは当然だろうが、DH制を導入していないのは、世界中でセ・リーグだけ。時代の潮流を考えれば、いずれ導入が本格検討されることになるだろう。

(ケン高田)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年06月24日 07:15

    ドジャース・大谷翔平の第二子誕生をめぐって、フェミニストを名乗る女性たちがSNS上で「多産DVだ」「年子出産は女性虐待だ」と騒いでいる。大谷夫妻は昨年4月20日に第一子誕生を報告、この6月20日に第二子誕生をアナウンスした。これら誹謗中傷コ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 11:30

    一発出たら同点。3-7と4点をリードされて迎えた7回裏、二死満塁の場面。この日いちばんの勝負どころで、広島・新井貴浩監督がベンチから送り出した代打は捕手・石原貴規だった。結果は空振り三振。最大の山場でなぜ、より長打を見込める打者を送り込まな...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 13:30

    これはトレードのショーケースなのだろうか。そう思ってしまったのは、阪神タイガースの梅野隆太郎捕手が2軍から再昇格し、6月23日のヤクルト戦に即スタメン出場して攻守に高い能力を見せつけたことだ。1-0とリードした5回に二塁打を放ってチャンスメ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/23発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク