芸能

フジテレビ月9「消防庁ポスター配布中止」で…ACジャパン「なかやまけんみゃくん」が気になって仕方ない

 ついに電撃引退となった中居正広のトラブルと港浩一社長のトンデモ会見で、すっかり嫌われ者になったフジテレビ。何が気の毒かって、そんな逆風の中、今期の冬ドラマにキャスティングされている俳優陣ではなかろうか。

 その筆頭は、月9「119 エマージェンシーコール」に主演する清野菜名だ。今回が初めての月9主演で、番宣に出演した際には「若い頃、何度も月9オーディションに落ちたので今回、主演に選ばれたのは本当に嬉しい」と満面の笑みを浮かべて喜んでいたのに。

 消防局の通信指令センターが舞台で、清野が演じる粕原雪は新人の司令管制員。他には瀬戸康史、見上愛、一ノ瀬颯、前原混ら若手がおり、課長に中村ゆり、主任に佐藤浩市というキャスティングが新鮮だ。

 ところがこのドラマ、初回放送中に日向灘を震源とする震度5弱の地震が起こり、報道番組に切り替わってしまった。その後、ひと段落ついた頃に再開されたものの、それどころではなく、続きを見た人がどれだけいたのかわからない。後日、改めて第1話が再放送されたが、それも夕方の時間帯で、見られる人は限られている。

 おまけに今回の中居スキャンダルで、一部でフジテレビ社員の関与(現在のところ、フジテレビは否定)が報じられたことで、消防庁が番組タイアップしたポスターの配布を見合わせたと発表した。消防士の活躍を広報する目的で、全国各市区町村の消防本部に5525枚を配布する予定だったとか。このまま日の目を見ず、廃棄されてしまうのだろうか。

 スポンサーは続々と撤退し、1月21日に初回放送された波瑠主演「アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~」などは全て、ACジャパンのCMに差し替えられていた。

 ドラマ本編よりも、何度も繰り返して流されるなかやまきんに君の「なかやまけんみゃく(検脈)んです」と、嶋田久作の「決めつけ刑事」の方が印象に残ったくらいだ。いっそ「なかやまけんみゃくん」を主役に、ドラマを作ってはどうだろう。

(堀江南/テレビソムリエ)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身
4
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
5
前世の記憶を持つ少年「僕は神風特攻隊員だった」検証番組に抱いた違和感