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記事全文を読む→グレート義太夫「テリーさんに初めて褒められた思い出」/テリー伊藤対談(4)
テリー あんまりこういう話、聞いたことないけどさ、そもそもはたけしさんのバックバンドだよね。
義太夫 そうですね。「抱いた腰が(チャッチャッチャッ)」とかの頃にオーディションがあって、それを受けて1年半ぐらい、北は室蘭から南は沖縄まで。どこへ行っても満員ですごかったですね。
テリー コントとかもあったの?
義太夫 ありました。でも、女の子がキャーキャー言いっぱなしで、殿も嫌になっちゃって。それで1年半ぐらいで「もうコンサートはやらない」って。それでバンドも解散することになって、殿にご挨拶に行ったら「あんちゃん、見た目がおもしろいから軍団に入るか?」って。それで9番目です。ラッシャー(板前)君のあと。
テリー じゃあ、心の中はミュージシャンだったんだ。
義太夫 でも、子供の頃からお笑い番組が好きで、高校生の時に談志師匠の番組に初めてツービートが出たのを見てるんです。その時、ウンコのネタをやっていて。「最近ペットブームで公園によくウンコが落ちてる。この間も公園に行ったらウンコがあったんですよ。そばに行ったらウンコなんで、舐めてみたら完全にウンコ。よかったですよ、踏まなくて」っていう(笑)。それを見てカルチャーショックで。そこからずっとツービートを追いかけてました。
テリー でも軍団は大変だったでしょう。
義太夫 そうですね。とにかく殿が寝ないんで。番組終わって、打ち合わせやって、そこから飲みに行くじゃないですか。
テリー 「オールナイトニッポン」なんて、終わるの夜中の3時だもんね。
義太夫 その次の日が「(風雲!)たけし城」なんですよ。ほとんど寝ないで緑山(スタジオ)まで連れていかれて。木金土はツラかったですね。
テリー だから、そういう中で「お笑いウルトラクイズ」にも出てもらってるんだよね。熱海の時もいたんでしょう?
義太夫 あの時はすみません、ご迷惑をおかけしまして。朝一発目のゲームで足を折りましたからね。
テリー 落とし穴に落ちてね。
義太夫 はい。忘れられないのは、穴の下でうなってたら、上でテリーさんと殿がしゃべってるのが聞こえてくるんですよ。「このまま埋めちゃおうか」って(笑)
テリー アハハハハ、ひどい話だな(笑)。今だったら業務上過失とかで刑務所行きだよ。
義太夫 でも「ウルトラクイズ」でテリーさんに初めて褒められた思い出があるんですよ。僕とウガンダさんと松村(邦洋)君で「サウナダジャレ」っていう、サウナに入っておもしろいダジャレを言うまで出られないコーナーがあったんですけど。その3人が、まだサウナのスイッチが入ってないのに汗をダラダラかいてて、テリーさんが「お前、おもしろいから映るところに来い」って、前に立たせてもらって。あの時はうれしかったですね。
テリー いやいや、ほんとにこちらこそありがとうございました。でもさ、こうやって話してると、義太夫さんはやっぱり優しいよね。今日お会いして、もっとしんどい状態だったらどうしようと思ってたんだけど、ほんとに元気そうでよかったな。
義太夫 ありがとうございます。
テリー じゃあ、今年もギター漫談で頑張っていくんですか。
義太夫 あとは2023年に亡くなっちゃいましたけど、ホーキング青山と知り合って、2人で落語をやるようになったんですよ。そしたら、その会に殿が2回ぐらいゲストで来てくれて。
テリー たけしさんから「夏目亭透析」って高座名をもらったんだよね。
義太夫 そうなんですよ。漫才を見てツービートが好きになったので、そこだけは頑張ろうかなと。とりあえずはギター漫談と落語、芸事で生きていきたいと思ってます。
テリーからひと言
とにかく元気そうでよかった! あと50年はイケるから、死ぬ死ぬ詐欺で頑張ってよ!
ゲスト:グレート義太夫(ぐれーと・ぎだゆう)1958年、東京都生まれ。ビートたけしのバックバンドのメンバーとして活動を開始、後に「たけし軍団」入り。「オレたちひょうきん族」「スーパーJOCKEY」「北野ファンクラブ」など、多くのバラエティー番組で活躍。また、2001年から蜷川幸雄氏演出の舞台に出演し、役者としても活動。1995年、糖尿病の診断を受け、やがて糖尿病性腎症を発症。2007年、人工透析治療を開始。透析治療を受けながら芸能活動を続ける。2009年、発病から透析までをつづった闘病記「糖尿だよ、おっ母さん! 」(幻冬舎)発売。現在は「ボーイズ・バラエティー協会」に所属し、「浅草東洋館」で定期的に舞台に立つ。
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