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記事全文を読む→前売り入場券が大量売れ残り!吉村府知事が慌てて「当日券」新設に動いた大阪万博の「ドロ沼状態」
4月13日に開幕する「大阪・関西万博」が泥沼状態に陥っている。開幕まで2カ月を切ったというのに、入場券が大量に売れ残っているのだ。
運営主体の日本国際博覧会協会は当初、前売り入場券の販売目標を1400万枚としていた。ところが、これまでに売り捌けた枚数は、目標の半分程度。しかもその大半は経済界への割り当て分であり、個人による購入はほとんど進んでいない。
2005年に開催された「愛・地球博(愛知万博)」のケースをみれば、開幕の半年前には目標枚数(800万枚)をほぼ達成していた。この一事をもってしても、今回の大阪・関西万博がいかに危機的な状況にあるかがわかるだろう。
販売不振の原因は「万博に対する個人の関心の薄さ」だけでなく、「前売り入場券の購入方法の煩雑さ」にもあると言われている。
個人が前売り入場券を手に入れるにはまず、公式サイトにアクセスして「万博ID」を取得した上で、来場日時を指定しなければならない。さらにパビリオンへの入場やイベントへの参加などについては別途、予約の申し込みをしなければならないのだ。
全ては「並ばない万博」を実現するための措置だとされているが、これでは「面倒だからヤーメタ」と考える個人が続出するのは当然だろう。ましてやスマホやパソコンの操作に慣れていない高齢者なら、なおさらである。
そんな中、大阪府の吉村洋文知事は、予約なしでも会場で購入することができる「当日券」の導入へ向けて動き出した。2月5日には石破茂総理と面会して、当日券新設の要望を伝えたほか、日本国際博覧会協会も販売へ向けた検討を開始している。
とはいえ、当日券の新設は諸刃の剣だ。入場券を会場で簡単に購入できるメリットはあるものの、予約で埋まっているパビリオンへの入場はかなわず、人気のないパビリオンを歩き回るハメになるからだ。それでも相応の混雑は避けられないだろうから、「並ばない万博」の謳い文句は有名無実化してしまうことになる。
反対意見が渦巻く中、半ば強引に見切り発車を決めた一大イベント。泥沼万博のオトシマエだけは、キッチリとつけてもらいたい。
(石森巌)
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