社会
Posted on 2025年02月26日 17:59

埼玉・八潮道路陥没事故から1カ月「生活できない」「心が折れそう」近隣住民が訴える「悪臭・揺れ・騒音地獄」

2025年02月26日 17:59

 埼玉県八潮市の幹線道路で発生した、巨大下水管損傷による道路陥没事故。トラック運転手の捜索や復旧へ向けた工事がどんどん長引く中、近隣住民は汚水が放つ「悪臭」をはじめとする、耐え難い生活被害に苦しめられてきた。

 事故発生から1カ月を迎えようとしていた2月22日、八潮市民文化会館で開かれた県主催の住民説明会では、近隣住民からの切実な訴えが次々と飛び出した。

「避難所から自宅に戻ったら、家の中も車の中も臭い。(工事に伴う)騒音が酷くて、とてもではないが生活できる環境ではない」

「喉の奥に悪臭が溜まるくらい、本当に臭い。住める状態ではない」

「(工事に伴う)揺れは、思わずテレビで地震速報を確認してしまうほど酷い。駐車場にヒビが入ったり、家の壁に亀裂が入ったりしないか心配で、心が折れそうになる」

「運転手の救出が第一だから受け入れて生活しているが、地震のような揺れと自宅周辺に漂う悪臭で、ギリギリの生活を強いられている」

 いかがだろうか。

 説明会後半の質疑応答では、問題の悪臭について「有害な硫化水素との関連」を懸念する声が上がる。県側は「地上では硫化水素は検出されていない」と答えたが、揺れや騒音による生活被害も含めて、近隣住民にとってはまさに「地獄」だろう。

 約2時間にわたる住民説明会の様子を取材した全国紙社会部記者は、

「説明会では、昼夜を問わず行き来する工事車両への不安として『子供に何かあったら大変なことになる』との声が上がりました。現場近くで商売をしている住民からは『営業補償』の見通しについての質問も投げかけられましたね」

 県側は下水管の破損部分を迂回するバイパス管の敷設だけでも「3カ月はかかる」と説明している。とすれば、復旧工事の終了までには、年単位の時間がかかることも考えられる。説明会に参加した住民が「気が遠くなりそう」と嘆くのは当然なのだ。

 生活被害に加え、ストレスによる健康被害が大いに懸念される。

(石森巌)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月04日 07:00

    地上からは想像もつかない深海で、半世紀前に投棄された「核のゴミ」が静かに朽ち果てている――。米メディア「The Week」電子版が、そんな背筋が寒くなるようなニュースを報じた。フランス沿岸から約1000キロ離れた北東大西洋海域の水深約470...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月05日 14:15

    東京都港区で8月に行われた「麻布十番納涼まつり」で、屋台の「冷やし蟹ラーメン」を食べた78人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、3人が入院した問題で、新たな衝撃事実が判明した。東京都と港区は発症者31人と従業員2人の便からサルモネラ属菌が検出され...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    政治
    2026年09月08日 07:15

    アメリカ・アイダホ州の一部地域では、畑の土を外へ持ち出さないよう、厳しい移動制限が敷かれている。農機具も土を完全に落とさなければ、「発生地域」の外へは出せない。そこまでして封じ込めている相手が、肉眼ではまず見えない「線虫」だ。名前は「ジャガ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/1発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク