政治
Posted on 2025年02月27日 05:58

【政界大放言録】女子大生レイプ集団に「元気があって正常だ」前代未聞のサイテー議員/太田誠一

2025年02月27日 05:58

 いったい女性に対してどのような見識をもっていれば、こんなとんでもない言葉が口をついて出るというのか。しかも発言した場所は、酔っ払いがくだを巻く居酒屋ではない。鹿児島市内で開かれた、少子化などに関する討論会という公の場所だ。驚くべきことを言い放ったのは、自民党の太田誠一氏。2003年6月26日のことである。

 元総務庁長官の太田氏は当時、行政改革推進本部長のほか、衆院青少年特別委員という役職にあった。ところが席上、早稲田大学生による女子大生集団レイプ事件に触れて、

「集団レイプする人はまだ元気があるからいい。正常に近いんじゃないか。そんなことを言ったら怒られるけど」

 誰もが「えっ!?」と耳を疑った、人権完全無視の犯罪肯定発言。この事件は早稲田大学のイベントサークル「スーパーフリー」を舞台にした、女子大生への大規模組織的レイプ。2003年5月に女性が警察に被害届を出したことで、事件が発覚。メンバーは1998年頃から常習的に犯行を繰り返し、レイプされた女性の数は数百人に及んでいたことが明らかになった。そんな鬼畜に対し「元気があるからいい」と評するとは、もはやアキレて物が言えない、とはこのこと。政治家というより人間としてどうなのか、という批判が起こるのは当然のことだった。

 この翌日、衆参両院の野党女性議員9人が太田氏に対し「被害者の女性たちはもとより、女性全てを侮辱し蔑視したものと言わざるをえず、とうてい許されるものではない」とする抗議声明を提出。太田氏の猛省と公式謝罪を求めた。太田氏は即刻、釈明に追われることになる。

「不適切で誇張した表現で、深く反省している。被害者をはじめ、多くの女性の方々に不愉快な思いをさせ、お詫びする」

 しかし、この程度の謝罪で事態が収まるはずもなく、選挙区の地元福岡県内からも「女性蔑視も甚だしい」「政治家として、人間としてあるまじき発言」「国会議員が聞いて呆れる。即刻、政治家を辞めてほしい」と怒りの声が噴出することに。

 太田氏はこの年の衆院選で落選。だが、のど元過ぎればなんとやら。3年後の2005年の衆院選では当選し、政界へ復帰した。さらに、2008年8月に福田改造内閣では農林水産大臣に就任している。

 しかし、同年9月、事故米不正転売事件により辞任。翌2009年8月の衆院選で落選し、2年後の2011年2月に政界引退を表明した。

「不適切発言」などという表現では収まらない前代未聞の大暴言が国民を驚愕させた大騒動だった。

(山川敦司)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年06月07日 08:45

    バラエティー番組でピン芸人の中山功太が告発した、サバンナ・高橋茂雄によるいじめ。まだ記憶に新しい騒動だが、高橋の謝罪に発展したこの一件には単純に語れない側面もあったようだ。周囲の芸人を巻き込んだ混乱の中でひとつ、際立つ動きがあった。仲裁役と...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年06月10日 11:00

    またもや、負のスパイラルの繰り返しである。楽天が6月10日、借金15の成績不振を理由に、三木肇監督の休養を発表した。10日の巨人戦から塩川達也ヘッドコーチが「監督代行」として指揮を執る。楽天の監督交代はもはや、お家芸だ。2005年に新規参入...

    記事全文を読む→
    女子アナ
    2026年06月10日 14:30

    局アナによる異例の公表が、大きな波紋を広げている。出演するラジオ番組で「結婚」について激白したのは、TBSの山本恵里伽アナウンサーだ。それは6月9日放送の「荻上チキ・Session」でのこと。山本アナは、法律婚ではなく事実婚を選んだと明かし...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/9発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク