スポーツ
Posted on 2015年03月17日 09:54

日本プロレス史「“10大”伝説のガチンコ試合」(1)ケンカマッチの“限度”

2015年03月17日 09:54

20141126logo

 日本のプロレス史は、力道山が国民的な英雄に君臨した50年代から始まった。そして同時に、木村政彦との一戦を端緒として「ガチンコか? 八百長か?」の論争も幕を開けた。今回、女子プロレスで久々に勃発した「凄惨マッチ」を機に、歴史的な「ガチンコ勝負」を、目撃者の証言を軸に検証する──。

「私だってケンカマッチは何度かあった。でも、相手を病院送りにはしていない。プロの試合をやっていれば不可抗力のケースもあるけど、ただ、3カ所(頬骨、鼻骨、左眼窩底)の骨折はダメだね。やりすぎだったと思う」

 女子プロレスで“最強”の称号を誇る神取忍は、シビアな判断を下す。問題の一戦となったのは、女子プロレス団体・スターダムにて2月22日に行われた世IV虎〈よしこ〉vs安川惡斗〈あくと〉のタイトルマッチ。

 序盤から反則とされるグーパンチを繰り出した安川に対し、王者・世IV虎の怒りが爆発。もともと2人の仲が悪かったこともあり、壮絶な「返り討ちパンチ」の雨を降らせ、TKOに追い込んだ。

 プロレス評論家のターザン山本氏が分析する。

「元女優の安川は、大して強くないのに仕掛けていった。世IV虎にすれば、プロレスラーが持っているプライドが爆発して、コントロールが効かない攻撃に転じたんだと思う」

 元女優である安川の美貌が原形をとどめないほどに崩壊し、プロレス雑誌の表紙を飾るほどの“事件”となった。安川は入院を余儀なくされ、世IV虎は謝罪会見を開いたが、まだまだ余波は続きそうである。

 この一戦は「16年ぶりのシュート」と評された。シュートとは、ガチンコやセメントマッチと同じくプロレス界の隠語であり、一定の取り決めを逸脱した“真剣勝負”のことを指す。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月04日 07:00

    地上からは想像もつかない深海で、半世紀前に投棄された「核のゴミ」が静かに朽ち果てている――。米メディア「The Week」電子版が、そんな背筋が寒くなるようなニュースを報じた。フランス沿岸から約1000キロ離れた北東大西洋海域の水深約470...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    政治
    2026年09月04日 07:15

    中国人民解放軍が公開した一本の「反戦アニメ」に、日本から「ジブリの丸パクリではないか」との批判が集中している。人民解放軍の英語版公式Xは「中国は日本当局に軍国主義との決別を促す」との投稿に2分5秒の短編アニメ「平和の仮面」を添付した。画面に...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月05日 14:15

    東京都港区で8月に行われた「麻布十番納涼まつり」で、屋台の「冷やし蟹ラーメン」を食べた78人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、3人が入院した問題で、新たな衝撃事実が判明した。東京都と港区は発症者31人と従業員2人の便からサルモネラ属菌が検出され...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/1発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク