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「いつの間にか5位」巨人2軍行きのエース・戸郷翔征に田中将大式「魔改造」の1カ月

 リーグ優勝筆頭候補と目されていた巨人の成績が、今ひとつパッとしない。開幕戦のヤクルトに3連勝、続く中日戦を2勝1敗で勝ち越し、最高のスタートを切ったものの、4月に入って阪神と広島にそれぞれ3連敗。まだまだ序盤とはいえ、どんよりとしてきた。

 一時は首位に立ったものの、あれよあれよという間に5位まで落ち、4月15日の試合前の時点で、最下位・中日とのゲーム差はわずか0.5という状況だ。

 低迷の原因は様々あるが、ベテラン・坂本勇人がここまで振るわないとは、阿部慎之助監督も想定外だったのではないか。なにしろ、ここまで11試合に出場して打率1割2分9厘、2打点の成績。いまだ本塁打がないどころか、放った4安打は全て単打。長打率1割2分9厘の超低空飛行が続いている。

 予期せぬ誤算は、投手陣にも及んでいる。エース・戸郷翔征は、4月11日の広島戦で4回に打者一巡の猛攻に遭い、3回1/3を10安打10失点の惨状でノックアウト。呆然自失の表情でベンチへと下がる姿を見せている。試合後には阿部監督から。2軍での再調整を言い渡された。

 では、エース右腕の復帰はいつになるのか。元ヤクルトで野球解説者の宮本慎也氏の指摘はというと、

「状態が悪い。投げる腕の位置がちょっと上がっている。後ろから見ると腰が上がっていて、力が抜けている。明らかにフォームが崩れている。1カ月はかけて修整してほしい」

 戸郷は現在、田中将大のフォームを修整した久保康生巡回投手コーチのもとで「魔改造」に取り組んでいる。いつもは雄弁に語る久保コーチだが、今回ばかりは「よくなってくれたら嬉しい」と言葉少なだった。

 シーズンはまだ序盤だが、エースの復活なくして巨人の連覇はない。久保コーチの「魔改造」に、多大な期待がかかっている。

(ケン高田)

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