社会
Posted on 2025年05月05日 17:58

特別な訓練ゼロなのに…難聴の飼い主に「電話・訪問者・怪しい物音」を知らせる「不思議な猫」

2025年05月05日 17:58

 障害を持つ人々の日常生活をサポートしてくれる介助動物というと、一般的に犬をイメージするはずだ。近年では電車やバス車内でも視覚障害者に寄り添う「盲導犬」や、聴覚障害者をサポートする「聴導犬」を目にする機会が増えた。

 ところがイギリスには全く訓練を受けたことがない、ごく普通の「飼い猫」が、耳の不自由な飼い主のために奮闘し、大手保護団体から表彰されている。ロンドンの北東、ダービーシャー州チェスターフィールドでひとり暮らしをする難聴の女性、ジェネヴィーヴさんと暮らすオス猫「ゼビー」だ。

 ジェネヴィーヴさんは基本的に、補聴器がないと音を聴き取ることができない。そんな彼女に代わって耳をそば立てているゼビーは、電話が鳴れば前足で彼女の顔をトントンと叩いて知らせ、訪問者が玄関前に来れば、彼女の足の周りをウロウロと歩き回るなどして、ジェネヴィーヴさんを常にサポート。さらに夜中の聞きなれない物音にも敏感に反応し、頭を叩いて起こすなど、異変を知らせてくれる。

 このゼビーは保護施設などで介助猫として特別な訓練を受けたわけではなく、ごく普通の飼い猫としてジェネヴィーヴさんの元へやってきた。それが自然と彼女をサポートしてくれるようになったというから、不思議というほかない。

 最近では耳の代わりだけでなく、ドアの郵便受けに入っている新聞をくわえて持ってきたり、スリッパを持ってきてくれるなど、日常的な手伝いもこなすようになった。

 そんなゼビーがイギリス最大の保護猫団体「キャッツ・プロテクション」が開催する、人間のために奮闘し感動を与えてくれた猫を称える「ナショナル・キャット・アワード」で見事、最優秀賞の「ナショナル・キャット・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。

 授賞式でジェネヴィーヴさんは「彼は私の夜警であり、郵便配達人であり、保護者なんです」と目を細めたが、ゼビーがなぜ訓練も受けずにこのような能力を手に入れたのかは、いまだ不明。関係者の間では「もしかしたら『2人』は前世で夫婦だったのかも」との声が上がったそうだが…。

(灯倫太郎)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    政治
    2026年04月26日 08:30

    3月から4月にかけて、地方などの首長選で自民党推薦候補が相次いで敗北している。高市内閣が依然として高い支持率を保つのに、だ。PR会社関係者が明かす。「4月12日の東京・練馬区長選では自民などが推薦し、小池百合子都知事も支援した前都議が圧勝す...

    記事全文を読む→
    社会
    2026年04月24日 11:30

    まさに「泣きっ面に蜂」である。ほかでもない、「後発地震」と「山林火災」と「クマ出没」という、未曽有の「三重苦」に見舞われている岩手県大槌町の被害実態だ。町民の心胆を寒からしめているコトの次第を、時系列に沿って追ってみると…。三陸のリアス式海...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    政治
    2026年04月29日 15:00

    中国で今、国防の要となるエリート科学者たちが、まるで示し合わせたかのように次々と謎の死を遂げている。公表されているだけでも、その数は9人。死亡者の年齢は26歳から68歳までと広いが、中国メディアやSNSでは「深夜の交通事故」など、その死亡原...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク