スポーツ
Posted on 2025年06月12日 05:59

「本命」から外れたオリオールズ・菅野智之に出てきた「望み通りの契約全う」

2025年06月12日 05:59

「本命」は菅野智之ではなかった。

 ア・リーグ東地区のボルディモア・オリオールズは序盤戦から負けが込み、最下位に沈んだまま。そのため主力選手を売りに出し、来季以降に備えるシーズン途中の改造劇「フラッグディール・トレード」の注目チームとされている。

 これはチーム再建に必要なトッププロスペクト(若手の有望株)を獲得するトレードで、メジャーリーグの恒例行事となっている。トレード期日はアメリカ東部時間7月31日午後6時。

「オリオールズ戦のスタンドで、他球団スカウトの目撃情報がありました」(現地記者)

 トッププロスペクトを獲得するには、チームの勝ち頭である菅野を放出するしかない。そんな一報が日本に流れてきた。しかし、フラッグディール・トレードに関する現地情報を集めてみたら、他球団が狙っているオリオールズ投手の本命は、菅野ではなかったことがわかる。狙いはクローザーに返り咲いた、フィリックス・バティスタだったのだ。メジャー関係者が語る。

「一昨年10月にトミー・ジョン手術を受け、昨季は全休。今季に復帰し、序盤戦は打ち込まれたものの、徐々に剛速球が蘇ってきました。低めのストライクゾーンからストンと落ちるスプリットに定評があり、高低で勝負するタイプです」

 地区優勝を争うチームの傾向としては、「ブルペン層を厚くしたい」との考えが大きい。レッドソックス(ア・リーグ東地区5位)の救援陣もフラッグディール・トレードの標的にされていた。5月半ばから負けが込み、勝率は5割を切っている。その放出一番手に挙げられているのが、剛腕アロルディス・チャップマンだ。

「今季37歳で、速球に往年のスピードはありません。私生活ではDV事件などスキャンダル続きで、昨季はパイレーツで苦しんでいました。今は変化球の割合を増やし、直球を速く見せるテクニックを習得しています」(現地ジャーナリスト)

 いわばレッドソックスで蘇ったというわけだが、名門球団が「スキャンダル歴のあるベテラン」を獲ったということは「改心した。二度と事件は起こさない」と確信できたからだろう。

 先発投手より、まずはブルペン層の強化。菅野自身はオリオールズとの契約を全うしたいと考えているそうだ。菅野放出の可能性がゼロになったとは言わないが、現地では日本ほどの騒ぎになっていない。

(飯山満/スポーツライター)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年06月07日 08:45

    バラエティー番組でピン芸人の中山功太が告発した、サバンナ・高橋茂雄によるいじめ。まだ記憶に新しい騒動だが、高橋の謝罪に発展したこの一件には単純に語れない側面もあったようだ。周囲の芸人を巻き込んだ混乱の中でひとつ、際立つ動きがあった。仲裁役と...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年06月10日 11:00

    またもや、負のスパイラルの繰り返しである。楽天が6月10日、借金15の成績不振を理由に、三木肇監督の休養を発表した。10日の巨人戦から塩川達也ヘッドコーチが「監督代行」として指揮を執る。楽天の監督交代はもはや、お家芸だ。2005年に新規参入...

    記事全文を読む→
    女子アナ
    2026年06月10日 14:30

    局アナによる異例の公表が、大きな波紋を広げている。出演するラジオ番組で「結婚」について激白したのは、TBSの山本恵里伽アナウンサーだ。それは6月9日放送の「荻上チキ・Session」でのこと。山本アナは、法律婚ではなく事実婚を選んだと明かし...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/9発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク