スポーツ
Posted on 2025年06月19日 17:58

「投手・大谷翔平は50%」劇的マウンドで高木豊が見た「微妙なズレ」とは

2025年06月19日 17:58

「大谷翔平の力からしたら、今日は50%だと思う」

 野球評論家の高木豊氏は、663日ぶりに「投手」としてメジャー登板となった、ドジャース・大谷翔平をそう評した。この「50%評価」は、球速こそ最速161キロをマークしたものの、変化球の切れや実戦感覚はまだ本調子に遠いという、冷静かつ厳しめのものだった。

 28球を投じて2安打1失点、さらに暴投を1つ記録した投球内容について高木氏は、大きな破綻こそなかったものの、制球力や力の配分は「まだ戻っていない」とした。その上で、腕の振りやリリースポイントに以前とは微妙なズレが見られ、実戦でしか得られない感覚を取り戻すには、数試合の登板が必要であると指摘した。

 熱狂的なファンはこの評価に納得がいかない様子だが、高木氏は、

「また二刀流が見られる。これからどのように期待に応えてくれるか、楽しみ」

 と前向きに語っている。

 デーブ・ロバーツ監督は当初、オールスター後の本格起用を予定していたが、実戦での疲労度を早期に把握すべく「1イニング限定登板」を急きょ、決断。大谷本人も「実戦でしか得られない感覚がある」と語り、登板後は肘や体調のダメージを翌日以降も綿密にチェックする意向を示した。

 MLB公式サイトは「待望のマウンドで100マイルを計測した」と速報し、AP通信も「大谷がマウンドにいるだけで、投手陣を大きく支える存在になる」。日本では特別編成でテレビ中継が組まれ、期待と興奮がそのまま伝えられた。

 復帰前の最後の登板は、エンゼルス時代の2023年8月23日。速球の威力は衰えず、変化球の精度は段階的に上向きになっている。高木氏の「50%評価」は決してネガティブなものではなく、むしろ大舞台での実戦経験が増すごとに真価を発揮する大谷への、期待を込めたものと言えるだろう。

(ケン高田)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年07月27日 11:00

    二転三転したサッカー日本代表の次期監督問題、どうもスッキリしないのはなぜか。日本サッカー協会(JFA)は北中米W杯で指揮を執った森保一監督を、来年1月に開幕するアジアカップ(2027年1月7日から2月5日・サウジアラビア))まで続投させるこ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年07月28日 14:30

    中日ドラゴンズの元投手で、タレントなどで活躍した板東英二さんが7月22日に慢性心不全のため死去していたと、7月28日に公式サイトで発表した。86歳だった。1940年4月生まれ、満州出身で戦後は徳島県で育った。徳島商時代にエース投手でプレーし...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年07月29日 11:30

    コロラド・ロッキーズの菅野智之が「夏の主役」となりそうだ。メジャーリーグ各球団が期限ギリギリになると、駆け込みトレードを次々と成立させている。優勝争いから脱落したチームが主力選手を手放し、その見返りとして将来性の高い若手選手を複数人もらう。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/7/21発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク