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記事全文を読む→阪神・佐藤輝明の「ホームラン確信歩き」よりも問題視されていた「あの行為」
佐藤輝明に一発が出て、阪神が連敗街道を脱出。6月18日のセ・パ交流戦で、ロッテに8-1で快勝した。6-1で迎えた8回、佐藤がバックスクリーン左に飛び込む豪快な2ランを放った。
「スタンドに打球が消えるまでの間、しっかりと全力疾走していました」(在阪記者)
それは6月15日の楽天戦でのこと。同点で迎えた延長11回、右中間に大飛球を放ち、ホームランの手応えを感じていた佐藤は「ノロノロと確信歩き」。だが、まさかのフェンス直撃となった。
慌ててて走り出したものの、この「確信歩き」のために二塁へとは進めず、単打に終わってしまった。これが緩慢走塁だとして猛批判を浴びたのだが、大飛球を放った後の動きに関し、関係者が「確信歩き」以上に懸念していることがあった。
「佐藤は打球を見てホームランを確信すると、バットをポイと放り投げるんです。このバットの投げ捨て方に、批判的な声が出ていました」(球界関係者)
プロ野球中継は少年ファンも見ている。「道具は大切に」は全国の少年野球チームが一貫して指導していることで、佐藤のバットのポイ捨ての仕方はよろしくない光景に映ったのだ。
「各球団の主力打者も、打った後のバットを放ります。でも佐藤は勢いよく放り捨てたり、打球の方向を見ながら後ろに放り投げるんですね」(前出・球界関係者)
それがカッコイイとし、好意的に捉える声がないわけではない。また、プロ野球選手は例外なく、道具を大切にする。試合前にメーカー担当者に微調整を依頼したり、湿気で重さが変わるのを嫌い、大切に持ち歩いたりも。佐藤もそのひとりであり、バットの放り投げは決して悪意のある行為ではない。
「大手スポーツメーカーとアドバイザリー契約を結んでいる選手は多く、メーカー担当者はほぼ毎日、球場に足を運んでいます。メーカーにお世話にもなっているので、道具を粗末に扱う選手はいません」(ベテラン記者)
少子化の影響などで、野球用品からの撤退がウワサされているメーカーがないわけではない。球場隣接の「関係者用の駐車場」には、大手メーカー数社の社用車がいつも停められている。だがここ数年で社用車の台数は減り、あまり見かけなくなったメーカーもある。撤退説はあくまでもウワサだが、その出どころはこうした光景の変化によるものだ。
佐藤がスタンドインを確認するまで全力疾走するようになり、その「副産物」として、バットの派手な放り投げはなくなった。ホームランでダイヤモンドを一周する一連の動作は変わったが、この日の佐藤の一発は、野球の環境や近未来について考えさせられるものでもあった。
(飯山満/スポーツライター)
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