東京台東区の「佐竹商店街」で、段ボールを抱えながら歩く美女を発見。6月24日の夕刻のことだ。6月27日深夜に初回放送予定のシリーズドラマ「晩酌の流儀4」(テレビ東京系)の撮影に臨む、栗山千明だった。
グルメドラマのシーズン4であり、主演の栗山は不動産会社の営業担当。必ず定時退社して、1日を締めくくる「最高の晩酌」のために全力を注ぐ役どころだ。毎回、自ら料理する酒のアテは品数豊富で、手が込んでいる。いわゆる「丁寧な暮らし」を体現しており、
「現実にフルタイムで働いている独身女性から支持されています。すでに秋にはシーズン5の放送が予定されており、テレ東の看板ドラマ『孤独のグルメ』に次ぐキラーコンテンツになっています」(放送担当記者)
この日も退勤風景を撮影していたのだろうか。パリッと決まったキャリアウーマン風のスーツ姿だった。真夏日に近い気温ゆえ周囲のスタッフに扇子で仰がれながらも、栗山は涼しげな表情だ。
「不惑を迎え、最盛期に差しかかりつつあります。2000年の映画『バトル・ロワイヤル』(東映)で女優としてブレイクして以降、長くクールビューティーで高嶺の花のような役がメインでしたが、『晩酌の流儀』のおかげで親しみのあるイメージが浸透した。最近はテレビのメインターゲットである、アラフォー女性を意識したキャスティングで名前が挙がる。今年に入ってから『彼女がそれも愛と呼ぶなら』(日本テレビ系)、『大人になっても』(Hulu)、『TOKAGE警視庁特殊捜査官』(テレビ東京系)と、主演あるいはヒロイン級の仕事が続いています」(テレビ誌記者)
酒飲みオヤジにとって最高のアテは、何よりも彼女の艶姿である。