ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥と、12月27日にサウジアラビアで対戦する計画が報じられたのは、WBC同級1位のアラン・ピカソ(メキシコ)。ただしこれには「前哨戦クリア」の対戦条件が課される。7月19日、アメリカ・ラスベガスでWBC世界フェザー級23位・亀田京之介に勝たなければならないのだ。
亀田は2月22日にルイス・ネリ(メキシコ)と対戦し、7回TKO負け。ピカソにも勝てないのではないか、との予想がある中、世界2階級制覇王者の京口紘人の見解は違った。
自身のYouTubeチャンネル「京口紘人Hiroto Kyoguchi」で展開した「予想」は、
「(ピカソが)調整試合って認識で組んだ試合だったら、僕は亀田選手は勝つ可能性ぜんぜんあると思う。京之介選手はフェザー級の選手で、フレームがちっちゃいっていう印象はないかな。ネリ戦でも序盤はボクシングできてたし、スピードもある選手で、どっちかっていうと、まとまったボクシングできる選手かな」
一方のピカソはというと、
「まとまった選手で、ファイター。でもスピードがめっちゃあるとか、めちゃくちゃパンチ力あるとかっていうような選手じゃない。左のボディー打ちは上手な印象で、ボディーを起点に展開を作っていって、ダメージを与えていくような選手。亀田選手とは噛み合うんじゃないかな」
その上で、パンチ力のあるネリ戦の経験が生きるとして、
「案外、接戦すると思う。予想するなら、僕は五分五分ですね。ただ、日本でやるわけじゃないから、勝敗の予想をつけるんであれば、中差判定負けかなって思う。メキシコ人寄りのジャッジになるかなと思うけど、普通に戦えると思うし、なんだったら勝つんじゃないかな、って思わせるような展開は考えられる」
京口の指摘通り、ボクシングファンの予想を覆す展開となるか。
(所ひで/ユーチューブライター)