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記事全文を読む→プロ野球「熱中症警報」続々!「首掛け扇風機」配布は焼け石に水で「本気の対策論」
すでに灼熱の6月、プロ野球界に「熱中症警報」が鳴り響いた。まずは6月27日の西武×日本ハム戦(ベルーナドーム)で先発登板した西武・今井達也が4回途中で急きょ降板し、都内の病院で「熱中症」と診断された。屋内ながら外気を取り込む構造のベルーナドームでは、外気温が30度を上回ると蒸し暑さがさらに増し、選手の安全管理に一層の注意が必要となる。
翌28日には神宮球場の屋外デーゲームで、阪神×ヤクルト戦のグラウンドレベルが42.8度に。カメラマン席では43.1℃を記録したとの報道が出た。阪神先発のデュプランティエが汗を拭いながら投球を続ける映像は、猛暑下でのパフォーマンス維持の難しさを物語っていた。
阪神のラモン・ヘルナンデスは6番・三塁で先発したものの、4回裏の守備から途中交代。試合後、藤川球児監督は、
「ドミニカから来日したご家族のうち、1人が体調を崩した」
ヘルナンデスは試合中に病院へ向かった、と明かしている。観戦中の家族を優先した判断は、チームの思いやりと家族への配慮を示すものだった。
西武の本拠地ベルーナドームでは猛暑対策として、7月21日(月・祝)のソフトバンク戦で、来場者全員に風量の5段階調整可能な、充電式首掛け扇風機を1人につき1台配布すると、球団が発表している。焼け石に水との指摘はあるが、観客の体感負担を少しでも和らげる狙いがある。
ただ、今井の熱中症事例に加え、観客にも熱中症リスクへの警戒が広がっていることを踏まえると、はたして首掛け扇風機だけでお茶を濁していいのか。緊急搬送などが発生した場合、またもや「完全ドーム化」や「球場移転論争」が再燃することになるだろう。
他競技でも暑熱対策は進んでいる。競馬界ではJRAが宝塚記念を例年の6月末から中旬へと2週間、前倒し。平均気温の低い時期を選択した。馬と観客の安全を最優先にした判断である。
NPBでも6月の猛暑リスクを鑑み、ナイター開催の拡大や開始時刻の繰り下げなど、日程の抜本的な見直しが求められている。
昨年9月に大失速した広島は、夏場の屋外デーゲームを9月13日の中日戦と9月15日のヤクルト戦の2試合に限定すると発表し、昨年の6試合から大幅に削減した。選手の健康とファンの体調を守るため、リーグと各球団は今こそ、熱中症対策とスケジュール改革の両輪を検討すべきだろう。
(ケン高田)
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