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記事全文を読む→巨人3連完封劇のウラで浮上した「元キューバ代表」メジャーリーガー争奪戦
3連戦のウラで囁かれていたのは「巨人かDeNAのどちらかでは」の声だった。
6月29日の巨人×DeNA戦は、赤星優志の好投と継投策で、巨人・阿部慎之助監督に軍配が上がった。巨人目線でこの3連戦を語ると、同一カード3連勝は5月のヤクルト戦以来、およそ1カ月ぶり。「3連戦3完封勝利」は2020年8月の阪神戦以来、5年ぶりとなる。
6月29日のスコアは1-0。敗戦投手になったDeNAジャクソンは、決して悪いわけではなく、むしろ赤星よりも内容は良かった。
よく言えば、投手戦。両チームとも「打てない」「点が入らない」という貧打線をさらけ出してしまった。
そんな投高打低の3連戦に重なって飛び込んできたのが、メジャーリーグの元トッププロスペクト(有望な若手)の去就だ。カージナルスから40人枠の登録を外され、退団を選択した27歳のスラッガー、ホセ・バレロがNPB移籍を決意したという。
「情報源は米メディア『トレードルーマー』です。選手のトレードや、各球団が狙っている補強などに焦点を絞った野球メディアです」(米在住スポーツジャーナリスト)
その「トレードルーマー」は「NPBの1球団がバレロと交渉している。バレロは日本でキャリアをやり直す決意を固めた」と報じている。「交渉中の1球団」とはどこなのか。
バレロはキューバ脱出後の2017年6月、500万ドルという、10代の海外選手にしては比較的大型の契約で、レッズに入団した。その後、マイナーで鍛えられ、2020年8月にメジャーデビュー。しかし近年は打撃低迷で苦しみ、移籍などを経て、今回のカージナルス退団となった。
「3Aでは打率2割9分9厘、OPSは9割を超えています。三振がやや多いため、MLB他球団は獲得に積極的ではありませんでした」(前出・米在住スポーツジャーナリスト)
キューバ時代は二塁手だったが、アメリカではショートで鍛えられていた。「強肩なのでセンターを守ったこともある」と紹介されていたが、メジャー関係者によれば、
「3Aではサードも守っていた」
DeNAはマイク・フォードの再獲得を目指しているとの報道があったが、その後の進展は聞かれない。センター、サードを守れる右のスラッガーとなれば、巨人も欲しいはずだ。
実は日本に、バレロのデータが残っていた。2015年のU-18世界選手権にキューバ代表として出場しており、当時の高校生・日本代表チームに選ばれた小笠原慎之介(ナショナルズ・マイナー)や広島・森下暢仁と対戦している。
日本代表戦でのバレロは2番・二塁手で出場して無安打。楽天以外の11球団は支配下枠の70人にまだ空きがある。日本での再スタートを決めた元トッププロスペクトが、後半戦のキーマンになりそうだ。
(飯山満/スポーツライター)
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