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記事全文を読む→日本球界復帰に傾く藤浪晋太郎に「禁断の手」を伸ばす巨人の「メリット」と「抗議殺到」事情
ペナントレースで苦戦を強いられている巨人が、「禁断の補強」に手を出す可能性が浮上した。マリナーズ傘下の3Aタコマを自由契約となった藤浪晋太郎の獲得がそれだ。まずはスポーツ紙遊軍記者が状況を説明する。
「藤浪はメジャーリーグに未練がありますが、現状では獲得に乗り出す球団は見当たらず、アメリカ残留は難しい。日本球界への復帰が濃厚で、現実に藤浪もそれを視野に入れています。そうなれば複数球団が興味を示すでしょうが、巨人も参戦するでしょうね。巨人と阪神間の移籍は禁断扱いされていますが、藤浪獲得には大きなメリットがありますから」
そのメリットについて語るのは、スポーツ紙デスクだ。
「阪神を揺さぶる意味がありますね。阪神にはいまだに藤浪ファンが多い。虎党の中には宙ぶらりんの状況に『早く阪神に帰ってこい。シンタロウには縦縞がいちばん似合う』という声がある。その藤浪が仮に巨人に入団したらどうなりますか。球団に抗議電話が殺到しますよ」
決して大げさな話ではなく、こうしたものには「前例」がある。前出の遊軍記者は藤川球児監督の例を挙げた。
「藤川監督はメジャーリーグのレンジャーズを2015年5月22日に自由契約となり、日本球界に復帰するという話になりました。当然、虎党は『球児が戻ってくる』と大騒ぎになったわけですが、本人が選んだのは地元・高知の四国アイランド・リーグplusの高知ファイティングドッグスだった。阪神からオファーがあったのものの、表向きは『地元で野球人生を再スタートさせたい』という思いから入団を決めたと報道。実際はは少し違うようです」
当時を知るスポーツマスコミ関係者が明かすには、
「球団側が本気で獲得には乗り出しておらず、それを知った藤川のプライドが傷ついた。これが真相のようです。阪神球団側の熱意のなさが一部マスコミに報道されたことで、過激なファンがヒートアップ。球団に『なぜ獲らないのか』という抗議が殺到しました」
現在の阪神は12球団一の投手力を誇り、藤浪が戻ってきたとしても、希望する先発どころか、投げられる保証すらない。藤浪は関西生まれだが、小さい頃から大の巨人ファン。巨人が三顧の礼を持って迎えれば、憧れのチームでのプレーを選択することに支障はないだろう。
前出のスポーツ紙デスクが言う。
「シーズンも後半戦になってからの入団となれば、今季残りの年俸は高くても8000万円程度でしょう。それで首位を走る阪神の足を引っ張ることができるなら、安いものです」
仮に今季は戦力にならなくとも、巨人にはかつて阪神投手コーチで、藤浪を知る「魔改造」の久保康夫巡回投手コーチがおり、再生に乗り出すことはできる。巨人にとっては、どこを取ってもそれほどリスクのある買い物ではないようだ。
(阿部勝彦)
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