スポーツ
Posted on 2025年07月17日 07:00

プロ野球2軍「1リーグ3地区制」再編で有利になるのは「ヤクルトと西武の若手」いったいナゼ!?

2025年07月17日 07:00

 まずは「経費削減」ということらしい。来季からプロ野球2軍公式戦が「1リーグ3地区制」への再編が、オーナー会議で承認された。

 現在のイースタン・リーグ、ウエスタン・リーグの2リーグ制は、1955年に誕生したもの。70年の歴史を持つ現制度が改編されたわけだが、関係者の話を総合すると、その先にあるのはやはり「エクスパンション(球団数の拡大)」のようだ。

 プロ野球興行の拡大には大賛成だが、その前に解決しておかなければならない問題がある。
「当初、西武は中グループではなく、東グループに組み入れる予定でした」(球界関係者)

 オーナー会議で承認された東地区グループには日本ハム、楽天、ロッテ、ヤクルト、オイシックス。中地区グループが巨人、西武、DeNA、中日、くふうハヤテだ。この振り分けを見て「アレ?」と思ったのは、東地区グループのセ・リーグ球団はヤクルトだけで、中グループのパ・リーグ球団は西武のみだから。当初の予定通り、西武を東グループに入れておいた方がしっくりきそうだが、こんな指摘がある。

「今回の再編の目的のひとつには、移動交通費の削減がありました。東地区グループの移動はちょっと大変そうですね。日本ハム2軍は近年中の北海道移転が決まっており、ロッテも千葉県君津市への移転が決定しました。宮城県の楽天、埼玉県戸田市から茨城県守谷市への移転を進めているヤクルト、新潟県のオイシックス。移動距離が大きそうです」(前出・球界関係者)

 西地区グループの阪神、オリックス、広島、ソフトバンクにしても、ソフトバンクの2軍施設がある福岡県筑後市までは、福岡市から60キロ以上も離れたところにある。移動距離とその宿泊滞在費が大幅に減らされたグループは見当たらない。

 聞けばこれまでのイースタン、ウエスタンの2リーグ制よりも、
「少しだが、経費が減るだろう」(在京球団スタッフ)

 そしてヤクルト、西武の若手は1軍昇格した際、アドバンテージがあるかもしれない。というのも、
「2軍に同じリーグのチームがないので、対戦チームは自ずと情報不足となります。2軍から緊急昇格して勝利投手になる可能性はありますね」(スポーツ紙記者)

 1軍は例外なく「情報の少ない選手」を警戒する。今回のグループ再編により、各球団は2軍専属のスコアラーを設けることになるかもしれない。交通宿泊費は少し減ったが、新たな人件費が加算されそうだ。「1リーグ3地区制」が、観客増につながればいいのだが。

(飯山満/スポーツライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年07月12日 09:00

    自らの体をガス状に変化させ、密室の壁をスリ抜けて犯行を繰り返す。そんな怪人出現の恐怖を描く映画「ガス人間」が現在、ネットフリックスで配信されている。これは1960年公開の東宝特撮映画「ガス人間㐧1号」のリブートだが、本作では小栗旬、蒼井優ら...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年07月15日 11:30

    もはや「終わった人」に成り下がってしまった。7月11日の巨人戦(横浜)で今季初先発登板したDeNA・藤浪晋太郎だったが、やはり「悪癖」が出た。3回3安打3失点5四球で降板。相変わらずストライクが入らない状況に相川亮二監督は、「ストライクを取...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    スポーツ
    2026年07月16日 11:30

    現地時間7月15日のメジャーリーグ・オールスター戦前に、レッドカーペットに登場したドジャース・山本由伸とホワイトソックス・村上宗隆は、実に対照的だった。山本は黒のタキシードにクロスオーバータイ、腰に真珠のパンツチェーン、左腕にはロレックスの...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/7/7発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク