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記事全文を読む→プロ野球2軍「1リーグ3地区制」再編で有利になるのは「ヤクルトと西武の若手」いったいナゼ!?
まずは「経費削減」ということらしい。来季からプロ野球2軍公式戦が「1リーグ3地区制」への再編が、オーナー会議で承認された。
現在のイースタン・リーグ、ウエスタン・リーグの2リーグ制は、1955年に誕生したもの。70年の歴史を持つ現制度が改編されたわけだが、関係者の話を総合すると、その先にあるのはやはり「エクスパンション(球団数の拡大)」のようだ。
プロ野球興行の拡大には大賛成だが、その前に解決しておかなければならない問題がある。
「当初、西武は中グループではなく、東グループに組み入れる予定でした」(球界関係者)
オーナー会議で承認された東地区グループには日本ハム、楽天、ロッテ、ヤクルト、オイシックス。中地区グループが巨人、西武、DeNA、中日、くふうハヤテだ。この振り分けを見て「アレ?」と思ったのは、東地区グループのセ・リーグ球団はヤクルトだけで、中グループのパ・リーグ球団は西武のみだから。当初の予定通り、西武を東グループに入れておいた方がしっくりきそうだが、こんな指摘がある。
「今回の再編の目的のひとつには、移動交通費の削減がありました。東地区グループの移動はちょっと大変そうですね。日本ハム2軍は近年中の北海道移転が決まっており、ロッテも千葉県君津市への移転が決定しました。宮城県の楽天、埼玉県戸田市から茨城県守谷市への移転を進めているヤクルト、新潟県のオイシックス。移動距離が大きそうです」(前出・球界関係者)
西地区グループの阪神、オリックス、広島、ソフトバンクにしても、ソフトバンクの2軍施設がある福岡県筑後市までは、福岡市から60キロ以上も離れたところにある。移動距離とその宿泊滞在費が大幅に減らされたグループは見当たらない。
聞けばこれまでのイースタン、ウエスタンの2リーグ制よりも、
「少しだが、経費が減るだろう」(在京球団スタッフ)
そしてヤクルト、西武の若手は1軍昇格した際、アドバンテージがあるかもしれない。というのも、
「2軍に同じリーグのチームがないので、対戦チームは自ずと情報不足となります。2軍から緊急昇格して勝利投手になる可能性はありますね」(スポーツ紙記者)
1軍は例外なく「情報の少ない選手」を警戒する。今回のグループ再編により、各球団は2軍専属のスコアラーを設けることになるかもしれない。交通宿泊費は少し減ったが、新たな人件費が加算されそうだ。「1リーグ3地区制」が、観客増につながればいいのだが。
(飯山満/スポーツライター)
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