スポーツ
Posted on 2025年07月29日 16:00

日本ハム・新庄剛志監督がロッテ・田中晴也に「ロジンの粉がうっとうしい」クレームで「伊藤大海もやってただろ!」

2025年07月29日 16:00

 マウンドから立ち上る白い粉塵が、打者の視界を曇らせた。7月27日のエスコンフィールド北海道では、ロッテの先発投手・田中晴也が1球ごとにロジンを塗り直すたび、足元のロジンバッグから吹き出した粉がマウンドを白く染め、ホームプレート方向へと流れ込む。まるで「視界の壁」を築くかのような光景だった。

 打席に立った日本ハムの清宮幸太郎は、初球を前に一度バッターボックスを離れ、舞い上がる粉塵が収まるのをじっと見届けてから再度、構え直した。続くフランミル・レイエスも同様に身を引き、飛散を避けようとしたが、結果はいずれも空振り三振。打者の集中を一瞬で奪う「白い煙幕」に、攻略の糸口は見つからなかった。

 試合翌日、日本ハムの新庄剛志監督は自身のインスタグラムで、苦言を呈した。
〈バッターは打ちづらさを感じるし、投手のリズムも乱れる。手にたくさんつけたいわけじゃなく、打者を惑わすためにやっているように思われる。手の甲につける意味もわからない〉 

 一方で、夏場の試合では気温や湿度が高くなることもあり、汗止めとしてのロジンは投手生命を支えるアイテムともいえる。

 ここで忘れてはならないのは、新庄政権下の2022年に球団公式グッズとして発売された、伊藤大海の「#追いロジン」シリーズだ。1球投げるごとに掌全体にロジンを塗り込み、舞い上がる粉をシルエット化したTシャツ、トートバッグ、クッションの数々。さらにはロジンそのものまでもがラインナップされた。すでに販売を終了しているものの、「追いロジン」のインパクトは今なお色褪せず、天にツバする要因となっている。

 田中と伊藤はチームを越えて「ロジン・コンビ」と呼ばれるほどの消費量を誇る。特定の投手を責めるのではなく、球界全体で「汗対策」と「対戦の公平性」を両立させる方法を真剣に模索すべきだろう。

 新庄監督はこれまで、西武ドーム改修費用の全球団負担を提案するなど、球界の「ご意見番」として知られる。だが、その発言は時に波紋を広げ、他球団や選手への配慮を欠くことも。今回のロジン論争では、過去の話題と現場のリアルな課題が交錯する。

 投手のコンディション維持と打者の公平な対戦環境、その両立を可能にする新ロジンの開発や運用ルールの見直しが、球界の次なるステップとなるよう期待したい。

(ケン高田)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年06月05日 11:00

    日本テレビの長寿演芸番組「笑点」の公式Xが、現メンバーの集合写真とともに〈【お知らせ】笑点がついに…重大発表6月7日(日)夕方5時30分から放送〉と6月4日に投稿した。1966年放送開始、今年で60周年を迎えたばかりの看板番組の「ついに」で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年06月11日 11:45

    プロ野球の元スター選手の息子が、詐欺容疑で逮捕された。事件としてはそれだけの話かもしれない。ただ、引っかかったのは事件そのものより、父親の仕事にまで響いたことだ。中日、オリックス、楽天で活躍し、引退後は解説者として親しまれてきた山崎武司氏で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年06月11日 20:30

    名物演芸番組「笑点」(日本テレビ系)が「テレビコメディーパネル番組(週間)の最長放送」としてギネス世界記録に認定されたと発表したのは、6月7日の放送だった。2016年から6代目司会を務める春風亭昇太は「この番組を紡いできてくれた先輩たちに感...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/9発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク