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記事全文を読む→本人不在でも番組名に名前が…明石家さんまとビートたけしが貫いた「番組パートナーとの深い絆」
8月11日に放送された「30周年記念!さんま・玉緒のあんたの夢をかなえたろか夏休みSP」(TBS系)を見て、オヤッと思った視聴者は多かったのではないか。番組に名を冠する中村玉緒の姿がどこにもなかったからだ。
玉緒は2023年の新春スペシャルを最後に「欠席」が続いている。2024年の新春SPは「体調不良」で不在。今回の夏休みSPでも番組内で、玉緒についてはいっさい触れられることはなかった。
実は彼女、2023年8月から都内の老人ホームに入居しているという。2023年2月に名古屋で転倒して緊急搬送された後、認知症の症状が見られるようになったのだ。
それでも明石家さんまは、番組名から玉緒の名前を外そうとしない。一説には「タイトルに名前が入っていればギャラが入るから」との見方もあるが、さんまと玉緒の関係はそれ以上に深いのだ。
2人の出会いは「さんまのまんま」(フジテレビ系)。玉緒のゲスト出演だった。新たな一面をさんまによって見出された玉緒のもとには、バラエティー番組からのオファーが殺到。のちに「さんまのからくりTV」にゲスト出演し、その後は「さんまのSUPERからくりTV」(いずれもTBS系)として昇格後はレギュラー出演。20年も続く長寿番組の立役者となった。
玉緒はさんまにとって恩人であり、その恩義があるからこそ、簡単に名前を外すわけにはいかない。これぞ芸能界の男気と言えるだろう。
これはビートたけしが長らく司会を務めた「たけし・逸見の平成教育委員会」(フジテレビ系)でも見られた光景だ。
1993年、ともに司会を担当していた元フジテレビアナウンサー・逸見政孝さんが、ガン治療のため降板。だが闘病むなしく、同年12月に帰らぬ人となった。
彼の死後もビートたけしは番組タイトルを「たけし・逸見の平成教育委員会」のまま維持。当時のプロデューサーは、
「逸見さんに対して、今後も恥ずかしくない番組を作っていきたい」
とコメントしている。たけしに相談したところ「継続したい」との返答があり、遺族も喜んでくれたという。
故人の名前を番組タイトルに残すのは異例だったが、当時の逸見さんの所属プロダクションの社長は、
「いつまでも逸見さんと一緒だという、たけしさんの気持ちから出た結果」
と感謝の意を表していた。これもまたたけしなりの、亡きパートナーへの敬意の表れだったに違いない。
芸能界の義理人情。さんまもたけしも、かけがえのないパートナーへの思いは変わらない。
(中嶋梓)
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