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記事全文を読む→阪神独走Vなら「2位・3位のチームがCSで有利に」巨人・阿部慎之助監督の「ブキミな短期決戦術」理論
この独走がかえってアダとなるかもしれない。8月13日の広島戦に快勝し、巨人が敗れたため、これで阪神の優勝マジックナンバーは「26」まで減った。巨人とのゲーム差は12に広がっている。
2位以下とのゲーム差が一向に縮まらないからだろう。プロ野球関係者の間でクライマックスシリーズ(CS)のことが囁かれているのだ。独走状態、ブッチギリの優勝でも、アドバンテージを「1」しかもらえないのはおかしい、というものだ。
この時点で2位・巨人の勝率は5割ちょうど、3位・DeNAは借金5だ。決して「強い」と言える状況にないチームが日本シリーズ進出の可能性を秘めており、ペナントレース優勝の価値が問われている。
ペナントレース優勝チームが日本シリーズに進出できない違和感は、CS制が導入された2007年から指摘されてきた。2位以下のチームの勝率次第でアドバンテージをプラスするのは一案だが、こんな声が聞かれたのである。
「巨人の阿部慎之助監督は、CSのウラが見えているようです」(球界関係者)
いったいどういう意味か。実はCSのアドバンテージ1の是非は、今年1月の12球団監督会議で取り上げられている。やはり「状況次第ではプラス2も」の意見は出たが、阿部監督はこう発言した。
「CSの日程を詰めることによって、それもアドバンテージになるんじゃないか」
阿部監督は現状、CSファーストステージとファイナルステージの間に休養日があることに、疑問を呈したのだ。ファーストステージ最終ゲームの翌日にファイナルステージ初戦をやれば、ファーストステージの初戦に先発したエースはローテーションの間隔が短すぎて、投げられなくなる。ファイナルステージ初戦を待ち構えていた優勝チームはエースを待機させているから、自動的に有利になる、と…。
さらには、ペナントレースの全日程終了からCSファイナルステージが始まるまでの間隔についても、持論を展開。その間、ミニキャンプをやるなどすれば、主力選手を故障させるリスクを抱えるので、とにかく日程を詰めるべきだと訴えたのである。
こうした言動を指して、
「阿部監督は2位以下のチームの方が、CSで有利に戦えることを知っている。阪神はヤバイんじゃないか」(前出・球界関係者)
「昨シーズン、CSファイナルステージが始まるまでの間延びによって、優勝した巨人は実戦感覚を失い、ミニキャンプで吉川尚輝のケガを重症化させてしまいました。優勝チームが不利になる事態を体験しているので、2位以下のチームとしての、短期決戦の方法を分かっているはずです」(前出・球界関係者)
その通りだとすれば、阪神が昨年の巨人同様、優勝しても日本シリーズに進めない可能性が高まってくる。阿部監督がブキミだ。
(飯山満/スポーツライター)
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