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記事全文を読む→満席必至!今年は16日間だけ運行 ニセコ経由で函館―札幌間を結ぶ「激レア特急」
鉄道で北海道の函館―札幌間を移動する場合、長万部から太平洋側の室蘭本線を通って苫小牧から千歳線経由で札幌に向かうルート、それと長万部からニセコ、小樽などを経由する函館本線の通称“山線”と呼ばれる2つの経路がある。ただし、主要ルートとなっているのは前者で、函館と札幌を1日11往復する特急北斗はすべてこちらの区間。一方の山線ルートは長万部―小樽間の利用客が少なく、ローカル線扱いとなっているのが現状だ。
だが、そんな山線ルートを経由して函館―札幌間を結ぶ、「特急ニセコ」という期間限定運行の臨時特急列車が存在。今年は9月の土日祝を中心に計16日間、1日1往復ずつ運行される。
この山線区間は国鉄時代、「特急北海」が定期運行していたが、JRへの分割民営化を待たずに廃止。JR北海道に移行後は、「ニセコエクスプレス」(1988~2017年)や「ヌプリ」(12~15年)、「ワッカ」(13~15年)などの臨時特急があったが、現在は15年から運行が始まった特急ニセコのみとなっている。
特に沿線の羊蹄山やニセコの山並みは、山線ならではの絶景。長万部―小樽間に関しては北海道新幹線の延伸開業に伴う廃止の方針がすでに決定しており、反対運動が起きているがこれを覆すことは難しい。具体的な廃止時期は未定だが時間の問題であり、路線が廃止となれば特急ニセコも当然廃止となる可能性が高い。
そんな特急ニセコは「はまなす編成」という5両編成の車両を使用。グリーン車なしの自由席のみで、うち1両は乗客が自由に利用できるフリースペースの「はまなすラウンジ」。窓側を向いたカウンター席、大きなテーブルが設置された4人席があり、その居心地の良さから利用客にも好評だ。
なお、特急ニセコは例年だと運行日はほぼ満員になるが、早めに予約しておけば座席を確保できるチャンスはある。JRグループの空席検索サイト「JRサイバーナビゲーション」で調べたところ、8月18日時点では全列車で空席が確認できた(※予約可能な運行30日前の列車のみ確認)。
9月は本州以南だと残暑がまだ厳しいが、北海道は暑すぎず、寒すぎない旅行に最適なシーズン。シルバーウイークを利用して絶景を堪能できる激レア特急の旅をしてみるのもよさそうだ。
(高島昌俊)
※写真は「特急ニセコ」に使用予定のはまなす編成の車両
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