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記事全文を読む→「習大大」から「無能」へ…習近平の求心力低下と中国14億人に拡大する軽蔑
信じ難いことだが、いま中国国内で習近平主席の存在感が薄れつつある。
2013年の全人代で突如主席に推挙された習氏は、「中華の夢」を掲げ、腐敗撲滅と強硬な外交路線で国民の喝采を浴びた。庶民は「豊かな時代の到来」を信じ、習氏を「習大大(習おじさん)」と親しみを込めて呼んだ。
しかし、2022年に異例の3期目に突入した習氏のもとで、中国経済は失速。富裕層は資産を守るため国外脱出を模索し、農民戸籍を中心とした庶民は不況にあえぎ「明日の仕事すら不安」と嘆く。
さらに、監視社会の強化によって不満を口にできず、国民の間では密かに習氏を「無能」と蔑む声が広がっている。
中国は民主国家のように国家のトップが選挙で選ばれるわけではない。党官僚の駆け引きや権力闘争を経て、妥協の結果生まれたものだ。しかも、14億の国民を支配しているのは、約1億人の党員を擁する中国共産党である。
そうしたなか、習氏は毛沢東のように若い時から学者を唸らせるような読書家だったわけでもない。16~23歳までパリを中心に欧州の近代化を全身で吸収し、国際感覚を育てた鄧小平のような凄さもない。江沢民は習氏を推挙するに際し、「凡庸だから使いやすい」ことを理由にした。
国際政治のシステムが壊れ世界経済が目まぐるしく変化している状況で、沈黙を強いられる国民が、そんな「凡庸」な指導者では中国は発展しないと恐れているのだ。
(ジャーナリスト・団勇人)
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