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記事全文を読む→究極のハラスメント「ネコハラ」は15世紀の写本にもしっかり「証拠」が残されていた
「セクハラ」「パワハラ」に始まったハラスメントも、近年では「モラハラ」「マタハラ」「アルハラ」等々、多種多様な時代になってきた。そして珍しいのは猫による、いわゆる「ネコハラ」だ。
といってもこれは、猫が仕事の邪魔をする、いたずらをするといった「可愛らしい困った行動」のことで、人間が行うようなネガティブなものではない。
デスクで作業中にパソコンやノートの上に座り込まれたり、睡眠中に体の上に乗られて安眠を妨害する、あるいは服が毛だらけになったり、呼んでも無視する…などなど。これが続くことで、いかに「猫大好きな」飼い主とて、イライラが募ることがあるようだ。
元来、猫というのは気まぐれでツンデレ性格の動物。当然、行動も気分次第だ。このネコハラ行為は今に始まったことではなく、クロアチアのドゥブロヴニク国立公文書館に所蔵される15世紀の写本にも、猫がインクに足を突っ込んだ後、本の上をペタペタと歩いたと思われる肉球の痕が、くっきりと残されていたのである。
「当時はどこの文書館もネズミの巣窟で、とりわけネズミが好んで食べたのが、写本だったようです。そのため、古い写本のほとんどはネズミにかじられており、困り果てた職員が、苦肉の策でネズミの天敵である猫を施設内で飼うようになった。ところが、今度は猫たちが仕事中に本の上に飛び乗って歩いたり、なかには本におしっこをかけるといった、いわゆるネコハラ行為が蔓延しました。その結果、ネズミのかじり痕に加え、猫がおしっこをかけたことで作業が進まず、白紙のままになった写本が数多く発見されています」(歴史ジャーナリスト)
その証拠に15世紀、猫におしっこをかけられ、作業の中断を余儀なくされたオランダ、デーヴェンテルの写字生が残した写本には、次のような恨み言葉が残されいる。
「これは書き損じではない。ある夜、猫がこの写本の上でおしっこをしたのだ。デーヴェンテルで夜中にこの本の上で小便をした、にくたらしい猫よ、ほかの猫ともども、呪われるといい」
ネコハラ行為には打つ手なし、といったところだが、猫は独立心が強い一方、飼い主との絆を深めようと、注意を引くためにわざとツンデレな行動をとる。それがいき過ぎると人間をイラつかせるのもまた、事実なのである。
(灯倫太郎)
アサ芸チョイス
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