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記事全文を読む→名店「日比谷松本楼」のカレーチャリティーが間近 今年は先着500名1皿122円!
物価に関するユニークな指標として知られている帝国データバンクの「カレーライス物価指数」。これは20年におけるカレー1食にかかる原材料などの調理コストを基準(100)にして算出しており、25年7月時点の同指数は159.9で金額にすると1食438円。なんと5年半で60%のコスト増となっており、1食300円以下で調理できたのは過去のことだ。
当然、飲食店で提供されるカレーには人件費や付加価値なども加わり、かつてのように気軽に食べられる料理ではなくなりつつある。そうした中、9月25日に先着500名限定ながら122円という超激安価格でカレーを提供するお店がある。明治36年創業の老舗洋食店「日比谷松本楼本店」だ。
日比谷公園の一角に店を構える同店は、1971年に放火の被害に遭って長期休業を余儀なくされたが、73年9月25日に再オープンを果たす。その際、感謝の気持ちを込めて「カレーチャリティー」を行ったのが始まりで、以来毎年9月25日に行っている。
当初は1皿10円で提供しており、売り上げはすべて寄付。ただし、より多くの寄付金を募りたいとの想いから23年には創業から年数に合わせて1皿120円に。以降、1円ずつ金額が増えている。
「ただし、値上げの背景には物価の高騰も影響していると思います。10円のままでは店側の負担があまり大きいですから」(飲食情報誌ライター)
だとしても同店のカレー(店頭での商品名は「ハイカラカレー」)は通常1350円。老舗洋食店の看板メニューにふさわしい手間暇かけた高級感漂う1品となっており、これを10分の1以下の価格で味わえるのはありがたい。
記者は1皿10円だったころ、何時間も並んで食べたことがあったが、さすがに申し訳ない気持ちになって募金額を増やしたのを覚えている。実際、そういう人は多いようだ。
それでも名店のカレーを格安で堪能でき、かつチャリティーにも貢献できる意義は大きい。食べに行く価値はあるはずだ。
(滝川与一)
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