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Posted on 2025年09月15日 11:00

【世界陸上】男子100m予選全滅に関係者は真っ青…「金ゼロ」危機で巨額公費投入に広がる冷ややかな視線

2025年09月15日 11:00

 34年ぶりに東京で開催されている世界陸上だが、日本は早くも金メダル「ゼロ」の危機に直面している。

 男子100メートルでは、2大会連続ファイナリストのサニブラウンを含む日本勢が全員予選敗退。これは2015年の北京大会以来、10年ぶりの大惨敗で、大会を放送するTBSの関係者も「想定外」と真っ青だ。
 
 サニブラウンは右股関節上部の骨挫傷で2カ月以上実戦から遠ざかっており、本人は「元の体に戻ってきた」と語っていたものの、世界の舞台は甘くなかった。

 女子やり投げでは、連覇とパリ五輪金メダルを狙う北口榛花が9月19日(金)に登場するが、右肘の内側上顆炎の影響で万全の状態ではない。大会関係者によれば「チケットで最も早く完売したのは女子やり投げ決勝(20日)」といい、国立競技場は満員になる見通しだが、日本のエースに不安材料が残る。

 一方で、運営面の課題も浮き彫りになっている。当初150億円とされた大会開催予算は、物価高騰の影響で174億円へ修正。東京都は60億円、日本陸連が10億円、国が20億円を負担する。東京五輪(21年)では都の負担が5965億円にのぼり、一方で大手広告代理店を通じて一3761億円ものスポンサー資金が集まったことが金銭スキャンダルの火種となった。こうした経緯から、国際大会に公費を投じることへの国民の視線は厳しさを増している。

 もし日本勢がメダルラッシュを見せれば、「スポーツには金がかかりすぎる」という冷ややかな空気を払拭できる可能性もある。しかし現状では、34年ぶりの東京開催が“輝かない大会”に終わる懸念が漂っている。

(小田龍司)

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