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記事全文を読む→観光都市・京都「闇の実相」外国人観光客が増えれば増えるほど「地元に根差した飲食店」が廃業に追い込まれる
清水寺や金閣寺などの世界遺産が点在し、国内外から観光客が押し寄せる日本屈指の観光都市、京都。コロナ禍で一時は観光客が激減したが、ここ数年で急増。街中を歩けばスーツケースを引いた旅行者の姿が目立つようになった。
だが、その華やかなイメージの裏側で、地元の暮らしには深刻な問題が横たわっている。
「相変わらずオーバーツーリズムと人手不足で、ますます不景気ですよ。飲食店は閉店ラッシュですし」
そう嘆くのは、市内在住の住民だ。観光客が増えているのに、地元経済は潤っていない。むしろ観光客の急増が生活環境に負担をかけ、疲弊感を募らせているのが実情だと明かすのだ。
中でも顕著なのは、飲食店の閉店。個人経営や地元の人々が支えてきた店は、人材不足から営業時間を短縮したり、ついには廃業に追い込まれるケースが少なくない。京都には学生が多く、人口の約1割が学生といわれる「学都」だが、アルバイトを頼みの綱にしても「扶養控除の限界」で長時間、働けない。観光客が行列を作る有名店の陰で、地元に根差した小さな食堂や喫茶店が静かに消えている現実があるのだ。
これに追い打ちをかけるのが、市の財政難である。
「そこにも財政破綻の影響が…」
と、先の住民は肩を落とす。観光業や一部の大手事業者が潤っているように見えても、一般市民、いわゆる庶民にその恩恵はほとんど届かない。
公共サービスの縮小やインフラ整備の遅れが生活を直撃し、「観光都市としての繁栄」と「市民生活の困窮」との乖離はますます深刻化している。観光都市・京都の今は、決してきらびやかな舞台裏だけでは語れない。増え続ける観光客と疲弊する地元民、このギャップこそが、令和の京都の実相を物語っている。
(京野歩夢)
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