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記事全文を読む→今田美桜は悪くない!NHK「あんぱん」をダメにした「戦犯」は無理やり&ゴリ押しの脚本家でしょ
9月26日の放送が最終回だったNHK朝ドラ「あんぱん」。今にして思えば、遠足に行く前の準備をしている時がいちばん楽しいように、史上最低視聴率を記録した「おむすび」の放送中、豪華なキャストが発表された時がピークだったかも。
大戦中に軍国主義に染まったのぶ(今田美桜)が、嵩(北村匠海)に辛くあたるあたりから「今回のヒロインには感情移入できないかも」と感じ始め、時代が戦後になっても回を追うごとに、その思いは強まるばかり。とりわけアンパンマン誕生の過程において、嵩のモデルであるやなせたかし氏を蔑ろにしているとしか思えない、なんでもかんでものぶの手柄にもっていく展開には辟易した。
そのせいで、今田美桜は個人的にお気に入りだったのに、「聖者の行進」の替え歌を歌う「タウンワーク」や、普段と雰囲気を変えてクールなメイクでカメラに向かってキメる「SCSK」CMの彼女を見てすら、拒否反応が出てしまう始末。そんな状況に「おい、どうしてくれんるんだよ!」と勝手に腹を立てていた。
さて、そんな今田が「あんぱん」最終回放送後、「あさイチ」にゲスト出演した。冒頭で博多華丸・大吉の2人と鈴木奈穂子アナが触れていたが、朝ドラ最終回の日にヒロインがゲスト出演するのは確かに珍しい。そういえば、「おむすび」のヒロインだった橋本環奈は、最終回まで25話を残す2月21日に出演していたが、国会中継が入るため、40分の短縮放送。これが悪い意味で話題になったが、今回はしっかりとフル尺だった。
博多大吉「現場の雰囲気がすごくいいという話は聞いていました」
鈴木アナ「キャストの皆さんにも愛されているし、スタッフの皆さんにもものすごく、今田さんが愛されていて…」
この2人のやりとりでわかるように、「あんぱん」のスタッフに行ったアンケートに書かれた、今田への愛と感謝が溢れる言葉の数々を紹介。それを今田が嬉しそうに聞いていた場面は、とりわけ印象深かった。
中には「私たちのアンパンマンは今田さんでした」などという声も。撮影中もずっと前室にいて現場を和やかにしていたとのことで、多忙のせいで自分の撮影シーン以外は現場に不在なことが多かった「おむすび」のヒロインとはえらい違いだ。
続いて今田の両親に行ったインタビューのVTRが流れたのだが、顔出しこそなかったものの、愛する娘が朝ドラヒロインをやり遂げたことに安堵し、また誇りに思っていることがひしひしと感じられるものだった。穏やかな表情でワイプに映る今田の表情からは、彼女の人柄の良さが見てとれた。
途中で挟まれた「特選エンタ」のコーナーでは、台湾の青春映画を紹介するVTRがちょうどいいシーンで終わったことに、チャームポイントの大きな目をさらに見開いて「えー、終わり!?」と本気で残念がる姿がまたキュートで…。「やっぱり今田美桜はいい!」と再認識した。
私が「あんぱん」を楽しみきれないままに終わったことについて、今田にはいっさい非はない。無理やりヒロインにスポットを当てるように、のぶと嵩を幼馴染にしたり、実際にやなせ氏と文通していたはいえ、「アンパンマン」誕生のきっかけになったとでも言いたげに、幼い頃の自分の分身を劇中に登場(しかも、のぶの幼少期を演じた子役を起用してまで)させた脚本家・中園ミホこそが戦犯だったかと。
今朝の「あさイチ」は、今田が橋本の二の舞にならないよう、NHKが全力で擁護しているように見えた。そう、今田美桜は悪くないのだ。
(堀江南/テレビソムリエ)
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