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Posted on 2025年10月14日 10:15

新日本プロレスを大盛り上がりさせた練習生ウルフ・アロン「H・O・Tを払い腰」のキレ味とボディスラムの美

2025年10月14日 10:15

 新日本プロレスのビッグマッチ「KING OF PRO-WRESTLING 2025」10月13日に開催された。
 メインイベントのIWGP世界ヘビー選手権試合では、王者ザック・セイバーJr.とG1覇者のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)が対戦。竹下が初挑戦で初奪取の快挙を達成したが、この日の主役は「練習生」のウルフ・アロンだった。

 新日ファンに衝撃が走ったのは、第6試合のNEVER無差別級選手権試合でのこと。王者ボルチン・オレッグに挑戦したEVILが勝利した後、ヒールユニット「ハウス・オブ・トーチャー(H・O・T)」のメンバーがリング上でボルチンに暴行。やりたい放題の収拾がつかない事態に、ウルフ・アロンが動いた。

 東京五輪の柔道男子100キロ級の金メダリストは、6月にプロレス転向を表明。それからは練習生として若手と一緒に雑務をこなし、下積みの最中だった。
 怒りに満ちた表情でリングインすると、H・O・Tの高橋裕二郎と金丸義信を柔道の払い腰でマットに沈め、ディック東郷はプロレス技のボディスラムで叩きつけた。格闘技ライターが興奮気味に話す。
「新日ファンの間では、29歳で転向して本当にやれるのか、懐疑的な見方が多かったんです。転向直後に『報道ステーション』でロープワークをした時も、たどたどしくてまだ時間がかかる印象でした。それが今回、金メダリストの払い腰のキレ味と、投げ飛ばす放物線の美しさにびっくり。高く持ち上げたボディスラムはサマになっていて、会場は最高潮の盛り上がりを見せました」

 さらに、新日ファンを驚かせたのは、激高したEVILと向かい合っても引かない、視殺戦だった。
「仁王立ちしたウルフ・アロンの眼光は迫力満点。もはや練習生ではなく、プロレスラーそのものでした。メディア露出など多忙な日々の裏では、週6日ペースで練習をしていると聞きました。120キロ近くあった体重を絞り、ヘビー級で戦える体に仕上がっていたわけです」(前出・格闘技ライター)

 大会後はメインよりもウルフ・アロンの話で持ちきりに。来年の1・4東京ドーム大会ではEVILとの初陣が濃厚となる中、大物ルーキーが一気にスター街道を駆け上がることになるのか。

(風吹啓太)

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