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記事全文を読む→「作戦やからめちゃくちゃ言いにくい」阪神・筒井壮コーチがお茶を濁した近本光司の「神走塁」OBの分析は
阪神は10月15日に行われたDeNAとのCSファイナルステージ第1戦(甲子園)に2-0で勝利した。
阪神は0-0の6回に1番・近本光司が内野安打で出塁。続く中野拓夢が送りバント成功。3番・森下翔太の初球に二塁走者・近本が三塁盗塁。森下がセンター前に先制の適時打を放つと、さらに小野寺の適時打で追加点を挙げた。先発・村上頌樹は毎回走者を背負いながらも5回まで無失点に抑え、6回からは完封リレーで逃げ切った。
6回まではDeNA東克樹投手とエース同士の投げ合いで試合は膠着状態だったが、その流れを変えたのが近本の三盗だった。「勇気が必要でした。(モーションを)盗んでいたからセーフ。バッチリハマったくらいですかね」と近本。不意を突かれた捕手・山本祐大は三塁に送球することもできなかった。
この盗塁に阪神ファンからは「神走塁が飛び出しました」「鳥肌立った」「これは 語り継がれそうなプレーやな」など、驚きの声が集り、試合後の藤川球児監督も「「(驚いて)よく分からなかった」と話していた。
15日放送のCSフジテレビONE「プロ野球ニュース」では解説の大矢明彦氏が「まだ東が足を上げる前からスタートを切っていた」とコメント。高木豊氏が、首の動きのクセを読まれた可能性を指摘すると、齊藤明雄氏も、クセを出さないように気をつけていたが、バッターを抑えにかかっていたところで隙が出て、そこを突かれて走られたとの見解を示した。
阪神OBの田尾安志氏は、15日に更新した自身のYouTubeチャンネルで、現役時代を振り返り、「三盗は左投手のときによくやりました。左投手のときに二塁手がベースからちょっと離れているとき、リードオフを大きく取れる。そこで、一定のモーションで投げてくる投手の場合、予測しながらスタートを切りやすい。こういうところを近本が突いたと思う」と解説していた。
23年のCSファーストステージで広島と対戦した際も、初戦に先発した東は代走・羽月隆太郎にモーションを盗まれ三盗を許している。阪神はデータとして東のクセを掴んでいたと思われるが、筒井壮走塁チーフコーチは、「めちゃくちゃ言いにくい。作戦やから」と言葉を濁しながら、「僕らの仕事というのは必死に研究して準備して、ここに備えてどういうパフォーマンスをするかだから。近本がいいタイミングで行ったと思いますね」とクセを把握している可能性を匂わせた。
初戦を制し、アドバンテージを含めて2勝。日本シリーズ進出まであと2勝となったが、やはり阪神の勝利には、近本の活躍が欠かせない。
(鈴木十朗)
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