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記事全文を読む→三塁・外野コンバートに抗う広島・坂倉将吾「盗塁阻止率1割8分1厘」でも「正捕手の座を死守」秋季練習での執念
来季からのコンバートが俎上に載る広島の坂倉将吾捕手が、マツダスタジアムでの秋季練習に合流した。来季は三塁や外野への再挑戦を視野に入れるが、実際の練習では捕手メニューが多く、「やはり坂倉が扇の要」となる可能性を残す。
コンバートの背景にあるのは、捕手陣の再編だ。10月25日、球団は磯村嘉孝に戦力外通告を行った。2010年ドラフト5位入団のベテランで、2019年には65試合で打率2割7分8厘、4本塁打、21打点を記録するなど存在感を示したが、近年は出場機会が減少。今季は6試合の出場にとどまり、結果を残せなかった。世代交代を進めるチームの方針とはいえ、「もったいない」感は否めない。
一方、10月23日のドラフト会議では支配下での捕手指名はなく、即戦力の補強は見送られた。磯村の退団で捕手陣は坂倉、會澤翼、石原貴規の3人体制となり、結果的に経験と実績の両面で坂倉の存在感がいっそう際立つことに。
坂倉は今季、右手中指の骨折に苦しみ、打率2割3分8厘、5本塁打、37打点と、本来の力を発揮できなかった。盗塁阻止率はなんと1割8分1厘に落ち込む始末。新井貴浩監督が「捕手力」に見切りをつけ、コンバートにより打撃力を生かす狙いがあるとすれば…。
と同時に坂倉はリハビリと並行してスローイングを続け、秋季練習では順調な回復を見せている。「レギュラーを目指すのは当たり前」と語る姿には、捕手としての意地と責任感がにじむ。
新井監督はシーズン最終戦後、「9月の失速は私の力不足」と自らを省みつつ、「来季は変化の年になる」と明言した。世代交代の流れの中で、坂倉が再び正捕手としてチームを支えるのか。それとも新たな役割に挑むのか。秋のマツダスタジアムで、来季のカープの形が見え始めている。
(ケン高田)
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