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ガイアフォースは、前走の富士Sで横山武騎手と初めてコンビを組み、勝利を飾った。その1週前の追い切りに美浦から駆けつけた時が馬と初対面だったようで、朝イチの挨拶代わりに「坂路の角馬場で乗り替わることになっています」と話しかけてきてくれた。
筆者はたまたま、杉山晴厩舎の芦毛がいわゆるソト角(トラック外の角馬場)に向かって歩いているところを目撃していたので「ガイアフォースなら、すぐそこで乗っているはず」と答え、結果的にスムーズな初対面をアシストすることができた。
横山武騎手はそれを恩義に感じてくれたのだろう。追い切り後にまた寄ってきてくれて「これが6歳馬の動きかと思うぐらい、ビックリするほどよかったです。うなっていました」と、いいコメントを置いていってくれた。
単勝1.9倍のジャンタルマンタルを負かした富士Sの単勝(7.1倍)は、そのひと言で取らせてもらったようなものだ。
ガイアフォースは、3歳夏の小倉芝2000メートルを1分56秒8で勝った時からGⅠ級と思っていた馬。距離適性が広すぎて迷路にはまった感はあったが、巡り巡って、今は芝のマイルがピッタリ。ここも当然、いい競馬ができそうだ。
ただ、今回はもっといい話を聞いてしまった。ソウルラッシュだ。
休み明けの前走・富士Sは、プラス2キロの発表が意外なほど中間から明らかに太く見え、団野騎手も「息遣いは太かった」と証言してくれたのだが、キモのコメントはそのあと。「次はグンと上向きます。ボクはあの1戦だけの約束でしたから、よけいに悔しいところです」と、グンと言う時に手を真上に上げるジェスチャーまでつけてくれた。
今回は早くからC・デムーロに決まっていて、そのもくろみどおりに勝機が訪れているということなのだろう。というわけで、本命はソウルラッシュに。
ジャンタルマンタルも前回は休み明け。当然よくなってくるはずで、嫌う理由はない。
アスコリピチェーノは、この秋、無双状態が続いているルメール鞍上で、人気は2割増し。前走のフランスでの負け方が嫌なので、評価は押さえ程度。
逆にウインマーベルは、人気にならない先行馬。人気馬が差しに偏っているだけに、展開面で恵まれる可能性は低くなく、馬券的には外せない1頭だ。
ランスオブカオスも人気の盲点。唯一、馬券圏外だったのがNHKマイルCの5着で、どんな相手でも最後は必ずいいところに来ている。すっかりトップジョッキーの1人になった吉村騎手の早い出世を手伝ったのがこの馬で、大仕事の可能性を秘めている。
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