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記事全文を読む→逝去・仲代達矢が「アサ芸」で語った黒澤明「演技ではなく『本当にその人間になれ』と」
11月8日、俳優の仲代達矢が肺炎のため亡くなった。92歳だった。劇団俳優座出身で、舞台、映画、ドラマなどで日本芸能界を長く支えてきたレジェンド・仲代は、かつて「アサヒ芸能」で黒澤明監督についてこう語っていた─。
仲代の訃報に、芸能界では追悼のコメントが続々と発表された。
俳優座時代の後輩である山﨑努(88)は、自身のXに「映画の世界では先輩、後輩の関係はあまりないものだが、我々はお互い四つ違いを大切にして、それを楽しんだ、と思っている」「よい旅立ちであることを願います。グッドラック。ありがとうございました」とコメント。かつて映画「華麗なる一族」「朝やけの詩」などで共演した北大路欣也(82)は「すごい存在感に緊張しましたが、優しくアドバイスをしてくださり、忘れることができません。ご冥福をお祈りします」と哀悼の意を示した。
若手の育成のために仲代が創設した俳優養成所「無名塾」出身の役所広司(69)は、棺の中の仲代に会いに行ったことが報じられている。その心痛はいかばかりか。役所は「怖いイメージがあるが、ユーモアのある人でした」と語っている。
仲代の70年に及ぶ芸能人生において、特に脚光を浴びたのが黒澤明監督映画「乱」で主演を務めた時だろう。1985年6月1日の公開に際して、仲代は「週刊アサヒ芸能6月6日号」のインタビューに登場。黒澤監督の演技指導について、こう語っていた。
〈僕は一文字秀虎という、映画の後半、狂気に陥る主人公を演じたんですけど、黒澤さんからは、ほんとうになれ、っていわれた。僕はなったことはない(笑)。‥‥なのに黒澤さんは、ふりをしてもらっては困る、っていう〉
黒澤監督の指導は、演技の上だけにとどまらなかった。
〈黒澤さんのほうは黒澤さんのほうで、僕のそばに寄って来ない。あそこにおかしいのがいるって目つきで僕を見てる(笑)。
みんなにも話しかけるなっていう。だから一年間孤独でしたね、仲代とはメシも食うなってことで、いつもみんなから100メートルぐらい離れて食事をしてました。
不思議なものでね‥‥、そうなると、こっちもみんなとガヤガヤやりたくなくなっちゃう。一人でスーッと一文字秀虎になってるわけです。あとはそのままカメラの前に立てばいい。あえて演技をする必要はないわけです。そういう状況づくりにかけては魔術師ですね、黒澤さんは‥‥。〉
「乱」はその年のうちにフランス、アメリカで上映。第58回アカデミー賞では監督賞を含む4部門にノミネート。ワダ・エミが衣装デザイン賞を受賞した。
仲代が出演した作品はもちろん、育てた「無名塾」の塾生をはじめ、こうしたメディアに残した言葉の1つ1つが受け継がれ、これからの芸能界を紡いでいくだろう。
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