かつて山口組に「キッシンジャー」と呼ばれた男が存在した。その名を黒澤明という。ヤクザの異名といえば、事件で見せた凶暴性や闇社会で振るう権勢の大きさなど、その由来には常に暴力の影がつきまとう。なのに、なぜ彼は〝ノーベル平和賞〟を受けた米国人に...
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第35回東京国際映画祭が、11月2日に終幕した。東京の日比谷、有楽町、丸の内、銀座エリアの各映画館、会場で、内外の多くの作品が上映された。見に行った人も多かっただろうが、ここではあるひとつのことに触れるにとどめる。それは、14年ぶりに黒澤明...
記事全文を読む→島田陽子に続き、映画で活躍した俳優がまたひとり亡くなった。7月26日に87歳で、老衰で死去したと発表された俳優・石浜朗さんだ。東京・千代田区出身の石浜さんは暁星高校在学中、16歳で映画「少年期」でデビュー。切れ長の美形俳優として、美空ひばり...
記事全文を読む→5月12日は、2019年に女優・京マチ子がこの世を去った日である。享年95。長寿であった。1924(大正13)年、3月25日大阪市生まれの京は、大阪松竹少女歌劇団(OSK)に入団し、娘役として活躍。49(昭和25)年に、大映に入社し、映画「...
記事全文を読む→日本映画史上、最大とも言える俳優の降板劇が起きてしまったのは、79年7月のことだった。12億5000万円もの製作費が話題になっていた黒澤明監督の「影武者」の撮影前に行われていた2回目のリハーサルの中、主演の勝新太郎が突然、降板することとなっ...
記事全文を読む→テリー芸能界デビューして50年だけど、これまでに大きなターニングポイントみたいなものはありましたか。ピーター一番の転機は24歳の頃かな。レコード会社は私の今後の売り方を迷っているし、「演技の勉強がしたい」とプロダクションにお願いしても「そん...
記事全文を読む→テリー実は、僕が初めて映画館で観た映画が「ゴジラ」だったんですよ。6歳ぐらいだったと思うんですけど、すごく怖くて最後まで観られなかったです。宝田さんがゴジラを初めて見た時の印象は、どうだったんですか?宝田いや、僕も怖かったですよ。撮影に入っ...
記事全文を読む→テリーそんな過酷な少年期を経て、宝田さんが役者を目指した理由は何だったんですか?宝田当時、引き揚げ者はなんとなく白い目で見られていたもので、本籍地の新潟に戻ったら寡黙になっていたんです。それが、小学6年の時に、ひょんなことから学芸会で欲張り...
記事全文を読む→専門家から高く評価されている放映中の倉本聰氏作の帯ドラマ「やすらぎの郷」(テレビ朝日系)。藤竜也演じる「高井秀次」のモデルが高倉健であるとともに笠智衆であるように、同ドラマは倉本氏が知る人物やエピソードをモデルにして脚本が執筆されているよう...
記事全文を読む→相手の地位や肩書によって対応を変えることはなく、人間を区別することもなかった勝。そんな勝のもとには、世代や人種を超えて人々が集まってきた。映画「ゴッドファーザー」などの監督として知られるフランシス・コッポラも、勝を慕う一人だった。「コッポラ...
記事全文を読む→黒澤明監督の名作時代劇「七人の侍」(54年)と、そのリメイク版西部劇「荒野の七人」(60年)を原案とする「マグニフィセント・セブン」が1月27日に公開される。残虐の限りを尽くして町を支配する男の一味に、デンゼル・ワシントン演じる賞金稼ぎやギ...
記事全文を読む→現在開催中のリオ五輪では、陸上男子100メートル走の世界記録保持者、ウサイン・ボルトが引退を表明していることから、その決勝戦に全世界が沸いた。選手の一挙一動をスタートから鮮明に捉え、疾走する姿を追い続けるカメラワーク。今では当たり前となって...
記事全文を読む→テリー僕らの世代で加山さんといえば、やっぱり「若大将」シリーズなんですよね。振り返ってみて、いかがですか。加山いや、何か楽しい思い出ばっかりでね。やっぱり田中邦衛さんとの出会いがすばらしいなと思った。田中さんは“青大将”と違って、むしろ「北...
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