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記事全文を読む→【球界発掘秘話】「超遅い球で176勝」名投手・星野伸之が嘆いた「悲しいデッドボール」打者とトレーナーの行動
オリックス、阪神OBの星野伸之氏で思い出すのは、プロ野球随一とされる「遅い球」だ。代名詞のスローカーブを武器に11年連続2桁勝利、通算176勝。セ・パ両リーグで活躍したレジェンド投手である。
11月26日の「これ余談なんですけど…」(ABCテレビ)に出演した星野氏は、デッドボールにまつわる悲しいエピソードを披露した。共演した能見篤史氏が、
「176勝って、これをやっている選手はプロ野球の歴史の中でもひと握りしかいない」
するとMCのかまいたち濱家隆一も、
「しかも球速で魅せるピッチャーじゃないのが余計にスゴい」
と絶賛した。
最速130キロ台だった星野氏は、バッターが死球を恐れないことについて、こう振り返った。
「みんなベースギリギリに立つ。インコースいっぱいにいくとかするかもしれない、っていうところに立つ。それがすごい嫌というか。何だったら当たろうか、っていう人もいる。(実際に)当たった人、何人もいますよ。(でも)1人もシューをしない」
デッドボールを受けたバッターが誰もコールドスプレーを使わなかったと明かしたのである。
「128キロ(の球)でもまあまあ痛いじゃないですか。(でもスプレーなしで)そのまま試合が進むの。トレーナーも(当たったバッターが大丈夫かを確かめに)一塁まで行かない」
これで通算176勝2041奪三振なのだから、やはり投手の武器は球の速さだけではないということだろう。
ちなみにかつて、何人もの打者に「球が速い投手は誰か」とのアンケートをとった野球関連番組で、星野氏を挙げる者が相当数いた。90キロのスローカーブを見た後に120キロ台中盤のストレートが来るとものすごく速く感じ、振り遅れるのだという。中にはバットが折れたとの証言もあった。野球は奥深いのだ。
(鈴木十朗)
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